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朝鮮学校へ補助金凍結 日韓合意否定で千葉市「交流事業適さず」

4/28(金) 10:44配信

千葉日報オンライン

 千葉市は27日、千葉朝鮮初中級学校(同市花見川区)の地域交流事業に支出する補助金について、昨年度分の補助金50万円の交付を取りやめたと発表した。同校が開いた美術展で慰安婦問題の日韓合意を否定する掲示があり、「地域交流事業としてふさわしくない」と判断した。

 市によると昨年12月、同校や近隣小中学校の児童生徒の作品を展示した美術展で、日韓合意を否定する内容の作品があった。2月の芸術発表会では、北朝鮮の最高指導者を称賛する際に使われるとされる「白頭山に行こう」が歌われた。

 市は昨年9月、同校の申請に基づき一度は補助金の交付を決定したが、市職員の視察や市議の指摘などで問題が発覚し、今年3月末から調査していた。緊張状態が続く北朝鮮情勢とは関係ないとしている。

 熊谷俊人市長は同日の定例会見で「地域交流がテーマのイベントで政府批判を展開するのはふさわしくない」と述べ、補助金交付を当面凍結し、制度の廃止も含め検討するとした。

 一方、同校の金有燮校長は「立場が違う者同士が互いのことを知り合うのが交流だ。日本の歴史的立場を強要されながらの地域交流はありえない」と反発している。

 市は、同制度で2014、15年に朝鮮学校に補助金を支出している。本年度は50万円を予算計上していた。