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JR東海、今年度は減益へ。新型新幹線の開発費かさむ

4/28(金) 7:15配信

ニュースイッチ

収入好調で、前期は過去最高の利益

 JR東海が27日発表した2017年3月期連結決算は、当期利益が前期比16・4%増となり5期連続で最高を更新した。東海道新幹線の運輸収入が好調で、売上高、各利益段階とも最高だった。

 柘植康英社長は同日の決算会見で「ビジネス客、観光客ともに16年3月期実績を上回った」とし、18年3月期に向け手応えを示した。17年3月期の東海道新幹線の運輸収入は、同1・7%増の1兆2119億円で、7年連続の増収だった。

リニアの建設費など今年度の設備投資は過去最高

 18年3月期連結決算業績予想は、当期利益が同11・4%減の3480億円など、増収減益を見込む。

 各利益段階の減益予想は、主にリニア中央新幹線や東海道新幹線の新型車両「N700S」の開発費用が増加するため。在来線含む運輸収入は、最高を更新した17年3月期の1兆3158億円並みを見込む。

 2017年度の設備投資計画は、リニア中央新幹線の建設や東海道新幹線の安全対策などを中心に、前年度比8・0%増の4570億円を投じる。リニア中央新幹線の建設や東海道新幹線の土木構造物の大規模改修工事などにより、設備投資額は87年のJR東海発足以来、最大規模となる。

 リニア中央新幹線関連では南アルプストンネルや品川駅、名古屋駅を中心に沿線で準備が整ったところから、トンネルの掘削工事や地中連続壁工事などに本格的に着手する。リニア中央新幹線建設関連の設備投資額は1590億円となる。超電導リニア技術の開発による営業線建設、運営・メンテナンスコスト低減にも50億円を投じる。

最終更新:4/28(金) 7:15
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