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松尾建設の4人、散水車で火事消し止め

4/28(金) 11:35配信

佐賀新聞

岩手県宮古市で

 三陸沿岸道路の復興工事に従事する松尾建設(佐賀市、松尾哲吾社長)の作業員ら4人が25日、岩手県宮古市で火災現場に遭遇、道路清掃に使う散水車を急行させ、火を消し止めた。4人の活躍で隣接する住宅への延焼が食い止められ、地元住民に感謝されている。

 消火活動にあたったのは現場責任者の平尾好文さん(47)、菰方(こもかた)勇さん(42)、辻信一さん(39)、高田弘樹さん(39)。25日午前8時ごろ、工事現場事務所に向かう途中、宮古市田老地区の津田サヨさん(85)の薪(まき)小屋から煙が上がっているのを平尾さんが見つけ、家に1人でいた津田さんを屋外に避難させた。

 119番通報とともに高田さんに連絡を取り、近くの工事現場にあった散水車を出動させた。事務所にいた菰方さん、辻さんも消火器を手に現場に駆け付けた。消防車が到着する前に消し止め、小屋の屋根、積んであった薪の一部を焼く被害にとどまった。

 津田さんと世間話するなど面識があった平尾さんは「おばあちゃんにけががなく、本当に良かった。当たり前のことをしただけ」と振り返り、「工事のためにダンプが毎日通り、地域の方にご迷惑をかけている。思わぬ形でお役に立てた」と語った。

 松尾建設は復興支援道路工事に2012年3月から取り組み、岩手、宮城県の26現場に延べ35人を派遣した。

最終更新:4/28(金) 12:30
佐賀新聞