ここから本文です

20年前の間違い電話がきっかけで結婚した2人

4/28(金) 22:00配信

STORYS.JP

春です。4月に入ってから1ヶ月。出会いはありましたか? 
今年大流行のブルゾンちえみの言葉、「探さない、待つの」
ミツバチと花を男性と女性にたとえ、女性は待っていればいいとした言葉です。言い得て妙ですよね。しかし、一方で「・・・待っているだけで良いのかなぁ」と思ったことはありませんか?
誰もが知っているように、花はただ待っているわけではありませんよね。
花びらをめいいっぱい開き、色を身に宿し、香りを漂わせて、ミツバチをいざないます。

蕾を閉じてしまっては、ミツバチは当然やってきません。
人間でいうなら、心を閉ざし自分の「日常の殻」に閉じこもってしまっては、新たな人はやってきません。自分の心(つぼみ)を開き、初対面の人をすこしでも自分の本当の雰囲気の中に迎えいれること、必要以上に分厚くなった自分の日常の殻を破り、外の光や風を感じること。そうした「蕾(心)の開き」があって、はじめて、新しい素敵な出会いがあるように思われます。
春、花弁がいっせいに開きはじめるこの季節に、本日はこちらの記事をご紹介します。16歳のある日、思いもがけないことがきっかけで「運命の人」に出逢えた話です。

◇ 一本の間違い電話から始まった

16歳のある日、運命の人に出会った。
それは、鬱々とした気持ちでいた時、不意に親友のナンバーと私のナンバーを半分ずつ合わせた番号に電話かけてみた。
その番号をかけて繋がったのが今の主人。
気づけば2時間も話していた。
「お互いのプリクラを手紙に貼り付けて送りあって、気に入ったら会おうよ!」という事になり、お互いにプリクラを見て気に入り、新宿駅でそれぞれ友達を連れて4人で会う事になった。
カラオケでは、いつものように私はモノマネして笑わせ担当だ。
その人の寮で、コンビニで買ったお菓子やジュースを食べながらワイワイしていたけれど、私は真っ先に寝てしまったようだ…夜中3時に目を覚ますとベッドを占領している私のそばで体育座りしている彼…。
「あ、ゴメンね、寝ちゃったみたい…。」
「大丈夫だよ。何だか隣に寝るのも悪いと思って…。」
「ゴメンね、それで起きててくれたの? …ありがとう。」
それから、明け方まで話を聞いてくれて一緒に泣いてくれた。
よく頑張ったねって、頭を撫でてくれた。
私は人に褒められた事がない、特に母には…だから尚の事、嬉しかった。
彼の紳士的な態度に好感を持てた。
2人とも、初めて付き合った人同士。
初めて会った日の夜に、普段からお笑い担当の私は何故だか、この人には本当の自分を見せる事ができた。
そして辛い現実を吐き出すかのように話したのだ…もう限界だったし、自殺しかけてた時期だったので、命の恩人でもある。
私の母は毒母だった。
物心つく頃には離婚していて、私が小1の終わり頃に再婚した。
それまで、おじいちゃんの家で、3人で平和に暮らしていた日々が一転した。
当時は母30歳、再婚相手が19歳…悲惨な結末は絵に描いたように脳裏に蘇っては無数の傷が心についてしまった。
その傷を覆い隠すように、私はピエロになった。

突然のプロポーズ?
その時、主人は17歳。
私の明るさと暗闇を持つギャップを見た彼は、唐突に、俺が一生守ってあげる。
その後、本当に四年半付き合った後に結婚した。
一本の間違い電話? イタズラから始まった恋が今でも続いている。
あれから、20年の時を経て、子宮内膜症と流産と辛い過去もあるけれど、今では、中二、小五の二児の母である。
私の暗い過去も全て受け入れてくれて、1番の良き理解者であり、保護者のようでもある。
私には10代前後の思い出というものが無い、行事には一度も親が来てくれたこともなくて成人式は自分で用意した程だ。
成人式は、主人がスーツを着て来てくれた。
あの時、出会わなければ一生、手に入る事のない幸せな時間。
私はようやく家族、家庭の暖かさを感じる事ができ、硬くなった心が柔らかくなっていくのを感じた。
それは、幼少時代、不幸だった私の最大の幸運を与えられた奇跡。
あなたに、ありがとうって言葉を伝え続けたい。
あの時、一本の間違い電話から始まった恋、今では深い愛情で繋がってます。


初めて会った時に、初めて出会った気がしないと話していたよね、きっと出会えた事は偶然じゃなく必然だったような気がする…遠い昔に戦友だったような兄弟だったような気がする。
どんな形であれ、どこかで、会ってたと思う。

--------- 引用〆
あなたにも、
いい出会いが、訪れますように。

最終更新:4/28(金) 22:00
STORYS.JP