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BMWの最新プラグインハイブリッド「740e iPerformance M Sport」に試乗

4/28(金) 10:40配信

オートックワン

エコとパフォーマンスを両立させたPHEV(プラグインハイブリッド)

2015年10月にフルモデルチェンジしたBMWのフラッグシップモデル「7シリーズ」に2016年10月、プラグインハイブリッド(PHEV)モデル「740e iPerformance」(アイ・パフォーマンス)が追加された。同社の電気自動車「i」シリーズのエコなイメージと電動化技術を継承するいっぽう、システムトータル最高出力326ps(240kW)・最大トルク500Nmと、BMWらしい”パフォーマンス”にも優れる点が特長だ。欧州プレミアムモデルで近年急激に勢力を拡大しつつあるPHEV。その実力の程について、自動車評論家の渡辺陽一郎氏が検証する。

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欧州各社が高価格モデルにPHEVを続々追加する理由

今の日本国内の売れ筋は、ボディが小さくて価格の割安な車種だ。安全装備の充実などで日本車の価格帯が全般的に高まったこともあり、従来以上に小さなクルマに代替えするユーザーが増えた。2016年度(2016年4月から2017年3月)までの販売統計を見ると、軽自動車の比率が少し下がったものの34%に達しており、販売ランキングの上位に入る3ナンバー車は、1位のトヨタプリウスだけだ。それ以下はホンダ N-BOX、トヨタ アクア、ダイハツ タント、トヨタ シエンタという具合で、堅調に売れる車種の大半はエンジンの排気量が1.5リッター以下になる。

その意味で2017年3月に発売されたレクサスのラグジュアリークーペ LCは、1300万円以上の車両本体価格が注目されそうだ。2017年の末から2018年にかけて、本命とされるLサイズセダンのレクサス LSも一新される見込みで、華やかな展開が期待される。先進装備は上級車種から普及が進むことも考えると、その開発と新型車の投入は、小さな車種の技術進歩にも影響を与える。

レクサス LCのLexus Safety System+(レクサス・セーフティ・システム・プラス)は、操舵を支援するレーンキーピングアシストが依然として未熟で残念だったが、LC500hのハイブリッドシステムは相当に進化していた。4速ATを組み込み、従来のハイブリッドとは異なる有段式によるメリハリのある加速感を味わえる。JC08モード燃費も15.8km/Lと良好だ。今のLサイズボディを備えた高価格車では、欧州の燃費規制も視野に入れて、ハイブリッドが重要な役割を担う。

そこで改めてBMW 740e iPerformance M Sportを試乗した。BMWの最上級セダンとされる7シリーズに、充電の可能なハイブリッドシステム(プラグインハイブリッド)を搭載する。

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最終更新:4/28(金) 10:40
オートックワン