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サカナクション山口「みんなは買わない」チケット高額転売問題に言及

4/28(金) 20:00配信

TOKYO FM+

サカナクションの山口一郎が4月27日、TOKYO FMのレギュラー番組に出演。先日ニュースになったチケット高額転売問題について言及しました。
(TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! サカナLOCKS!」4月27日放送分)

先日、音楽の振興などに取り組むライブ・エンタテインメント議員連盟の報告会に出席して、それがニュースにもなりました。それがどういうものかというと、チケット高額転売っていうものは法律で規制できるものなのか、規制するためにはどういった方法がいいのか、他にどんな問題が含まれているんだろうっていうのを、議員の人たちと法律のプロの人たちを交えて僕たち音楽側の人たちとコミュニケーションをとって話をしてきたわけですね。

この問題は音楽だけの問題じゃなくて、実は舞台、演劇でもすごく問題になっています。2.5次元ミュージカルの松田誠さんもいらっしゃっていて、松田さんも、チケットが99万円になった話をしてくれて……千秋楽の良い席のチケットが99万円ですよ。現実的にそれが売れているんですって。しかも、そのときは顔認証があったから、99万円で買ったけど、現場に行ったら入れないっていう……ただの払い損っていうことが起きているらしいんですね。

これは音楽側でも、そんなに高額にはなっていないけどあることなんです。さあチケットがソールドアウトしたしライブやるぞって始めたら、2千席くらいガラガラになっているみたいな。なんでかというと、チケットの転売業者がバーッと買い占めて押さえちゃって、売れなかったからそれをそのまま流すっていう。行きたかった人たちは当日券なんてないと思っているから、そのまま席が空いちゃっているっていうことが現実的に起きているんですね。そういった問題をどうやったらなくすことができるのかっていうのを、いろいろお話を伺ってきました。

これをなくして欲しい、ダフ屋行為と同じじゃないかって言っても、資本主義の原理的にはチケット転売は問題ないでしょっていう人もいるの。ただ、それを業者としてやるのは問題があるとか、それで得た収入で納税していないとか、そういった問題はあるから、業者と個人でチケットのやり取りをする人の差はどこにあるのかっていうのをきっちり区別するのは難しいよねって。これから議論をしていかなきゃいけないんですが、一歩進んだことは進んだから。皆さんのモラルに訴えるしかないところもあって。

一番重要なのは、『高額チケット転売をみんなは買わない』こと。

どんなに行きたいライブがあって、それがネット上で売っていても、それは買わないっていう風にしないと。その救済処置みたいなものを、僕ら音楽側でもやっていかなきゃなって思う。ミュージシャンっていうのは一番リスナーやファンのみんなと近い距離にいるので、みんなの意見もたくさん聞けるし、それを反映する側として、僕がこういった団体の中に立って音楽側と議員とファンに近いミュージシャンっていう立場で進めていきますので、皆さん期待していてください。僕、頑張りますのでね。こういう風に考えているのは僕だけではなくて、僕より先に取り組んでいるミュージシャンもたくさんいたし、今表舞台に立って言っているのは僕だけど、たくさんのミュージシャンが賛同して考えてくれているっていうことを理解してもらいたいと思います。

テクノロジーの進歩で、時間がいろいろと解決してくれることはあると思う。でもシステムをちゃんと構築しておかないと、未来はとんでもないことになる気がします。あと、音楽を純粋に楽しみたい人たちが、搾取されているっていうのはとんでもないと思う。文化を提供する側、そして、文化を受け取りたいと思う側がその関係性だけでちゃんと成り立ちたいんです。全くそこに関係がない、文化とは関係ない人間がそこに市場価格を持ってきてビジネスを勝手にやるっていうのは、僕らからすると許せない。どいてろよ、邪魔だって思うのでね。なんとかしてこのシステムを構築していきたいと思います。

最終更新:4/28(金) 20:00
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