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顔のパーツで最も遺伝しやすいのはどこ? 英研究

4/29(土) 10:00配信

The Telegraph

【記者:Laura Donnelly】
 子どもは母親の目を、あるいは父親の笑顔を受け継ぐとよく言われるが、このたび、顔の特徴で最も遺伝しやすいのは鼻だとする新しい研究結果が発表された。

 鼻の先端の形が両親の遺伝子の影響を受ける確率は約66%、人中(じんちゅう、にんちゅう)と呼ばれる鼻の下にあるくぼみは約62%だという。英ロンドン大学キングスカレッジ(King's College London)の研究によれば、これらの部位の他、頬骨、目頭も最も遺伝しやすい。 

 研究者らが英科学誌ネイチャー(Nature)系のオンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」で発表したこの研究で使用したのは、コンピューター画像と統計的な形状解析だ。

 まず、どの特徴が遺伝の結果なのか調べるために、3Dカメラと、顔の造作の位置にぴったり合わせて何千もの「点」を並べる特注の統計ソフトウエアを使って双子の顔をスキャン。そして、それぞれの顔がそれらの位置に対し、どれだけ曲線を描いているかを測定した。

 その後、この測定値が同じ遺伝子を持つ一卵性双生児と、遺伝子が半分だけ同じ二卵性双生児の間でどれだけ近いかを調べた。それぞれの顔立ちが遺伝子によって決まる確率を計算するためだ。

 キングスカレッジのジョバンニ・モンタナ(Giovanni Montana)教授は、「遺伝子が私たちの顔を決めているのは自明だ」とした上で、「多くの場合、人の目鼻立ちは明らかに両親と似たものになり、一卵性双生児は往々にして見分けがつかない。しかし、顔のどのパーツが遺伝しやすいか正確に数値化するのはこれまで難しかった」と述べた。

 同研究はまた、一卵性双生児でも顔立ちに大きな違いが出る可能性も示している。だが主なパーツは遺伝子によって決まるために「そっくり」に見えると、キングスカレッジ「双子UK(TwinsUK)」研究の責任者を務めるティム・スペクター(Tim Spector)教授は語った。【翻訳編集】AFPBB News

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最終更新:4/29(土) 10:00
The Telegraph