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<世界盆栽大会>児童の作品千鉢、職人実演に拍手 人気を集めたのは

4/29(土) 10:31配信

埼玉新聞

 28日に始まった「日本の盆栽水石至宝展」では、日本の名品盆栽・水石の展示が人気を集めたほか、小学生の盆栽展示、一般向け盆栽体験などが行われ、会場のさいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)は大勢の人でにぎわった。

 盆栽づくり体験コーナーでは、北区で盆栽を指導するボランティアグループ「ぼんさい遊々」のジュニア部「盆栽ジュニア」が来場者を指導した。盆栽を授業に取り入れる市立植竹小学校の卒業生を中心にメンバーは現在、16人。この日は大学生の宮地俊矢さん(20)、柏倉桃子さん(21)、森高雪菜さん(21)が、苗を鉢に植え替え、一鉢の盆栽とする作業を手ほどきした。小学4年生から盆栽を育てているという柏倉さんは「若い人も、女性も、みんな盆栽を楽しめるといいですよね」と話した。

 ずらりと並んで存在感を放っているのは、市内11小学校の児童が育てた千鉢の盆栽。樹種は学校ごとに異なるが、しっかり手入れされた木々に、日々の努力が伝わる。自身の長寿梅の盆栽を見学に訪れた市立大宮南小学校4年北沢心都さん(9)は「小さい盆栽だけど大会で展示されてうれしい。幹が曲がっているところが、マイペースの自分みたいで気に入ってます」とにっこり。母親の規子さん(45)は「個性がある。盆栽は野菜などと違う独特な育て方が必要と学んだはず」と娘の盆栽に目を細めていた。

 デモンストレーション(実演)では、北区盆栽町、「芙蓉園」園主の竹山浩さん(75)がカエデの寄せ植えを披露した。木が傷まないように葉を刈ったカエデを針金や専用のハサミで整えると会場からは大きな拍手。盆栽を始めて12年というアメリカ人のジョージ・ハースさん(69)は「とても素晴らしい実演だった。自然に近い盆栽のスタイルは自分の盆栽に近く、勉強になった」と話していた。

最終更新:4/29(土) 10:31
埼玉新聞