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マレーがモンテカルロのリベンジを果たす [バルセロナ/男子テニス]

4/29(土) 18:23配信

THE TENNIS DAILY

 スペイン・バルセロナで開催されている 「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/4月24~30日/賞金総額232万4905ユーロ/クレーコート)はシングルス準々決勝が行われ、第1シードのアンディ・マレー(イギリス)、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)が勝ってベスト4に駒を進めたが、両者のその過程は決して容易なものではなかった。

急きょバルセロナ出場を決めた理由をマレーが語る [バルセロナ・オープン・バンコサバデル]

 この日、勝つのにもっとも多くのエネルギーを費やしたのは間違いなくマレーだろう。モンテカルロ(ATP1000)でフルセットの末に敗れていた相手、アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)とこの準々決勝で再会したマレーは、第1セットを2-6で落とし、第2セット4-4からの自分のサービスゲームで0-40と、事実上のマッチポイントとも言える3ブレークポイントを握られた。

 ストロークを打ち込みながら粘ることにおいては相手が上と判断したか、マレーはここでネットをとる道を選ぶ。これが功を奏して何とかデュースに追いついたマレーはボレーやスマッシュでプレッシャーをかけて、ついにサービスをキープすることに成功。次のラモス ビノラスのサービスゲームでもチャンスと見ればネットに出て、最後はフォアボレーでブレークを果たしてセットオールにもち込んだ。

 しかし戦いは、終わりにはほど遠かった。第3セットの最初のゲームをブレークされたマレーは第4ゲームでブレークバックして何とかタイに追いついたが、4-4からの第9ゲームでミスが続いて再ブレークされ、次のゲームでブレークし返さねばならないことに。

 もつれ込んだタイブレークでマレーは4-0とリードしながら4-3まで追いつかれたが、ふたたびサーブ&ボレーでポイントを稼ぎ、最後はラモス ビノラスのフォアがアウトとなって3時間を超える死闘に終止符が打たれた。スコアは2-6 6-4 7-6(4)だった。

「当然ながら今、僕は疲れている。先週のモンテカルロでの対戦後も疲れていた。だからこそ、僕にとってこういう試合を行うということが大事なんだ。3時間の試合を戦うほうが、3時間練習するよりもずっときついからね」

 モンテカルロで同じラモス ビノラスに6-2 2-6 5-7で敗れ、負けるのが早すぎたために全仏に向けてのトレーニングとして急きょこの大会に出ることにしたマレーは試合後にこう言った。

「この試合はモンテカルロでのものにすごくよく似ていたよ。違いはあそこでは僕のほうがより勝つチャンスがあり、今日は彼のほうがより勝つ可能性があった。でも今日、僕は第2セットの終わりと第3セットでよりアグレッシブだった。彼はすごくいいプレーをしたが、僕はタイブレークでいいプレーをしたと思う」

 マレーはまた、「自分のベストのレベルに近づきつつあると思う。今日、僕は自分のテニスに満足できない部分もあり、またうれしく思う部分もあった。より安定性が必要なのは確かだね。もっと試合をプレーして勝つことによって、その部分も向上させられるよう願う」と言った。

 マレーは準決勝で第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する。ティームは日本の杉田祐一(三菱電機)を6-1 6-2で退けて勝ち上がった。

「多くのすぐれた選手を倒してきた彼(杉田)が、非常に調子がいいことは知っていた。だから、出だしから非常に集中して臨んだ」というティーム。杉田のリズムを崩すためにスピン、スライスと絶えず球種を混ぜながらプレーし、各セットの出だしに一度ずつサービスを落としたものの、そのほかは主導権を手放さなかった。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)

Photo: BARCELONA, SPAIN - APRIL 28: Andy Murray of Great Britain celebrates after winning a point at his match against Albert Ramos Vinolas of Spain during the Day 5 of the Barcelona Open Banc Sabadell at the Real Club de Tenis Barcelona on April 28, 2017 in Barcelona, Spain. (Photo by fotopress/Getty Images)

最終更新:4/29(土) 18:23
THE TENNIS DAILY