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介護食作り7割が「大変」。買いたいお店1位は?

4/29(土) 14:41配信

ニュースイッチ

ドラッグストアが断トツ。低栄養防止へ専門家支援カギに

 介護を受ける高齢者はかむ力や飲み込む力が弱く、食物が気管などに入ってしまう誤嚥(ごえん)を起こす心配がある。とはいえ、やわらかく煮込んだりする調理の手間は負担が大きい。日清オイリオグループがまとめた「介護食作りに関する実態調査」によると、家族の69%が介護食作りを「大変だ」と答えた。また、要介護者の食べることに対する配慮を「特に行っていない」とする割合は39%に上った。家族が悩んでいる実態が浮き彫りになった。

 同調査は在宅介護をしている家族100人を対象に実施した。家族は高齢者に食事を摂ってもらいたいと思う反面、介護食作りに大きな負担を感じている様子がうかがえる結果だった。また、こうした食事作りの負担軽減につながる専門家の指導を「受けている」と回答した割合が35%と4割を下回った。在宅介護の支援が、十分に生かされていないようだ。

 日清オイリオグループは家族の約4割が、誤嚥をはじめとする要介護者の食べることへの配慮を特に行っていないことなどから「専門家のサポートや口腔ケア、かむこと、飲み込むことなどに対する家族の関心を高める必要がありそう」と指摘している。

 同社は食物を飲み込みやすくする介護食作りで、トロミ調整食品の活用を推奨している。こういった介護食品を買いたい場所は、ドラッグストアやスーパー、インターネットが上位を占めた。生活に密着した小売り店舗や、時間に関係なく手に入れられるネットの活用が主流のようだ。

「いつも決まったメニューになってしまう」

 一方、同社は要介護者の体格指数(BMI)から、栄養の傾向を調べた。BMIが20以下だと、統計学的に要介護や死亡の可能性が高まる「低栄養」の状態とされる。調査によると、食事作りを大変だとする家族の方が、そうでないとする家族より要介護者の低栄養傾向が強かった。

 また、介護食作りが大変だと回答した家族に、「何が大変か」聞いた。「いつも決まったメニューになってしまう」が46%と、最も多かった。2位は「家族の食事と別に作らないといけないので面倒でもあり食材が無駄になる」で、39%だった。

最終更新:4/29(土) 14:41
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