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ナダルが未来の大物に手こずりながらも勝利 [バルセロナ/男子テニス]

4/29(土) 20:02配信

THE TENNIS DAILY

 スペイン・バルセロナで開催されている 「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/4月24~30日/賞金総額232万4905ユーロ/クレーコート)のシングルス準々決勝が行われ、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)が予選を勝ち上がった20歳のチョン・ヒョン(韓国)を7-6(1) 6-2で倒して準決勝に進出した。

「やっとなりたい自分になれた」とナダル [バルセロナ・オープン・バンコサバデル]

 2013年ウィンブルドン・ジュニア準優勝者のチョンは結果的にストレートで敗れはしたが、ナダルに強い印象を与えるのに成功したはずだ。というのも、ナダルは第1セットを取るのに非常に苦労したのである。

 最初にブレークを果たしたのはチョンのほうだった。身長185cmとかなりがっちりした体型のチョンはしっかり打ち抜かれた重いショットを壁のように返し続け、さらにナダルからストロークでウィナーを奪って1-1からブレークに成功。一時は3-1とリードした。

「彼にはかなりの潜在能力がある。いいバックハンドを持ち、動きもいい。彼はトッププレーヤーとなるためのすべてを擁しているよ」と試合後、若き対戦相手を称えたナダルは、第6ゲームでブレークバックして試合を振り出しに戻したが、その後もたびたびストロークで打ち負け、ポイントを許した。重要なポイントを取る能力でははるかに上のナダルが最終的に経験値の差を見せたものの、タイブレークに入る前には危ない場面も多々あった。

 ナダルは試合後、「出だしは厳しかったが、全体的に見て堅固なプレーができたと思う」とコメント。「まったく知らない相手と戦うというのは常に難しいものだ。彼はトッププレーヤーを倒し、いい大会を送って自信に満ちていた。出だしには僕よりもいいプレーをしていたが、2-3から追いついたところからは僕のほうが試合の手綱を握ることができた」と振り返った。

 一方、ドローが決まってから起きた錦織圭(日清食品)の棄権により、やや強豪が手薄となったドローのボトムハーフの下4分の1からはホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)とカレン・カチャノフ(ロシア)が浮上した。ゼバロスは第5シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を倒して勝ち上がった20歳のカチャノフを6-4 6-1で下し、ナダルへの挑戦権を手に入れた。

 2013年にゼバロスに敗れたことのあるナダルは、「あのときは彼が非常にいいプレーをし、僕は8ヵ月の故障から戻ったばかりのところだった。あれは非常に競った試合で、結局、彼が勝つことになった」と振り返っている。

 前日までの雨がうそのように、バルセロナは今、太陽の光にあふれている。土曜日の準決勝は現地時間13時半から第1シードのアンディ・マレー(イギリス)対第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が、続いてナダル対ゼバロスが16時以降に対戦することになる。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)

Photo: BARCELONA, SPAIN - APRIL 28: Rafael Nadal of Spain celebrates after his victory against Hyeon Chung of South Korea on day five of the Barcelona Open Banc Sabadells in the quarterfinal on day five of the Barcelona Open Banc Sabadell on April 28, 2017 in Barcelona, Spain. (Photo by David Ramos/Getty Images)

最終更新:4/29(土) 20:02
THE TENNIS DAILY