ここから本文です

【F1】FIAのPU分析:ホンダ以外の3メーカーは“0.3秒“以内で争っている

4/29(土) 17:16配信

motorsport.com 日本版

 FIAは全てのパワーユニットを特定の方法に則って分析した。その分析によると、メルセデス、フェラーリ、ルノーのパワーユニットは、0.3秒以内に集中しているということがわかった。

【写真】ルノー製パワーユニットを使用するレッドブル。この分析結果には疑問を持っている

 開幕3レースを終え、FIAが4メーカーのパワーユニットのパフォーマンスについて詳細な分析を行ったところ、メルセデス、フェラーリ、ルノーのパフォーマンスはレギュレーションの要求に近いものであるということを発表した。

 ロシアGPを前に、F1のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、今週末行われたストラテジーグループの会合でこの情報を各チームに伝えたという。

「昨年各メーカー間でなされた合意の一部には、パワーユニットの(パフォーマンスの)集中というものがあった」

「それが達成されているかどうかについて、最初の3レースが終わった後に全てを評価するというシステムだった」

「4メーカーのうち3メーカーがこのように判断され、その3メーカーはバルセロナで0.3秒以内の差に集中している」

「我々のみが持っている全てのデータに基づいてこれをシミュレーティングするために、非常に細かい方法論を用いたので、極めて複雑だった」

「最初の3レースで、全てのパワーユニットからできるだけ多くのデータを取得した。ジュネーブにいるシミュレーションエンジニアや(FIAのエンジン部門のヘッドである)ファブリス・ロムらが分析を行った」

「彼らは全てのデータを分析した。その分析には、各メーカーが合意した方法を採用し、バルセロナでのラップタイムをシミュレーションした」

「その分析は終了した。ストラテジーグループには結果を伝え、意見の一致を得た」

ルノーの疑問とホンダ救済策

 ルノー製パワーユニットを使用しているレッドブルは、本当にルノーが0.3秒以内に位置しているのかと疑問を持っており、このFIAの分析結果はレッドブルを満足させるものではないと考えられているが、ホワイティングは、FIAはメーカーが合意した手順に従っただけだと話した。

「その手順は彼ら全員が署名し、合意したものだ。それが最も重要なことだ」

「4メーカーは数時間に渡って話し合い、これ以上に複雑な方法を排除した」

「これはパワーユニットメーカーがやったことであり、チームがやったのではない。多少は驚いた要素もある。しかし我々は、このシステムによって定義された方法で、意見を一致させた」

「再交渉はできない。1年前も現在もそうだ。彼らはそれがどのように勧められているのか、どういう結論が出たのかを知っている。それが結果だ」

 トップの3メーカーのみを対象とする合意ということは、ホンダを助けるための措置を取る余地がないということを意味している。

 これについてホワイティングは、以下のように話した。

「誰かを助けることは問題ではない。トークンシステムを廃止し、きちんと機能する方法を確立することが重要だ」

 またホワイティングは、各メーカーが0.3秒以内の差にとどまっていることを確実にするためにも、今後もパワーユニットのパフォーマンスをモニターし続けることを明かした。

Jonathan Noble