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【F1ロシアGP】FP3レポート:メルセデスの苦戦は本物なのか? ベッテル首位でフェラーリ前日に続き1-2

4/29(土) 19:35配信

motorsport.com 日本版

 F1第4戦ロシアGPのフリー走行3回目(FP3)が行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマーク。前日のFP2に引き続き、フェラーリが1-2となった。

【リザルト】F1第4戦ロシアGPフリー走行3回目:タイム結果

 セッションが始まると、まずハースのケビン・マグヌッセンがコースに飛び出していった。ハースはブレーキサプライヤーを変更してロシアGPに臨んでいたが、結局元々のメーカー(ブレンボ)のブレーキに戻している。

 セッション開始8分、フォースインディアのエステバン・オコンがスーパーソフトタイヤで最初にタイムを記録。チームメイトのセルジオ・ペレスもこれに続き、1分38秒305をマークしたが、地元GPとなるダニール・クビアト(トロロッソ)がそれを0.098秒上回った。

 レッドブル勢はウルトラソフトタイヤで走行を開始。ダニエル・リカルドは1分37秒547、マックス・フェルスタッペンは1分37秒495をマークした。

 セッション開始15分、フェラーリもウルトラソフトタイヤでアタック。キミ・ライコネンが1分35秒610を記録。セバスチャン・ベッテルは1分35秒801と遅れをとったが、これは他車に詰まってしまったためのようだ。

 バルテリ・ボッタス(メルセデス)がウルトラソフトタイヤを2周かけて暖めアタックに向かうが、ライコネンのタイムに届かず2番手。さらに、2度目のアタックに向かったベッテルが1分34秒933にタイムを更新した。その結果、ボッタスはベッテルの約0.7秒遅れとなった。ルイス・ハミルトン(メルセデス)もアタックしたが、ボッタスを上回ることができなかった。

 ボッタスは2度目のアタックでタイムを更新したものの、ベッテルにはまだ0.420秒及ばず。ハミルトンはウルトラソフトタイヤ6周目にタイムを更新し、1分34秒828をマークしてトップに浮上した。

 セッション残り20分を前に、メルセデスは新品のウルトラソフトタイヤを投入。ボッタスは2周使ってタイヤを暖め、1分34秒681をマークしトップに立つ。ハミルトンもアタックに向かうが、コース後半でリヤタイヤを滑らせ、アタックを中断した。

 フェラーリも新品タイヤを投入し、ライコネンがアウトラップの直後にアタックへ。全セクターで全体ベストを更新し、1分34秒338を記録。ボッタスを0.343秒上回った。ベッテルはセクター1こそライコネンに譲ったものの、セクター2&3でタイムを稼ぎ、1分34秒001までタイムを更新した。

 ボッタスはウルトラソフトタイヤ6周目で1分34秒364までタイムを更新したものの、ライコネンにも及ばず3番手。ハミルトンも1分34秒542で4番手止まりとなった。

 セッション残り5分を前に、リカルドのマシンがターン4の立ち上がりで突然パワーを失ってしまった。リカルドのマシンは一度完全にストップしてしまったものの、その後なんとか動き出し、走行を続けた。

 ハースのロマン・グロージャンは、マシンに対する不満を何度も無線で爆発させており、ブレーキサプライヤー変更から始まり、難しい週末が続いている。

 1時間のセッションが終了し、ベッテルが首位でフェラーリが1-2。ボッタス、ハミルトンが3番手、4番手で続いた。

 5番手にはフェルスタッペンが入ったが、ウイリアムズのフェリペ・マッサ、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグがリカルドの前に割って入った。

 9番手はカルロス・サインツJr.(トロロッソ)、10番手マグヌッセンというトップ10だった。

 マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソが14番手、ストフェル・バンドーンが17番手となった。

 ルノーのジョリオン・パーマーは、マシンにトラブルがあったかわずか4周。タイムを残していない。

 前日に引き続き、フェラーリがアタックで速さを見せた。ウルトラソフトタイヤの走り出しから良いタイムを出せているフェラーリに対して、メルセデスは6周目に出したタイムが速く、1発目のアタックはイマイチ。時間が限られる予選ではこの点で不利になるかもしれない。

 フェラーリのポールポジション獲得の可能性が高まっているように見える一方で、メルセデスは毎戦のように予選Q3でペースを上げてくる傾向にあるため、その結末はまだまだ分からない。

 注目の予選は、この後日本時間21時からスタートする。

松本和己