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【スーパー耐久】第2戦SUGO Gr.2決勝:TOM’S SPIRIT 86が圧倒的な強さで今季初勝利

4/29(土) 19:51配信

motorsport.com 日本版

 スーパー耐久第2戦SUGOラウンドの決勝レースGr.2が行われ、TOM’S SPIRIT 86が圧倒的な強さで優勝を果たした。

【写真】スーパー耐久開幕戦のスタートシーン

 前回の開幕戦ツインリンクもてぎでは、レース終盤に逆転を許し2位と悔しい結果になったTOM’S SPIRIT 86。しかし今回は予選から絶好調。2位に対して1.696秒という圧倒的な差をつけ、ポールポジションを獲得した。

 14時20分から行われた3時間の決勝レース。グリッド試走前のウォームアップで突然雨が降り出し、ウエットコンディションになるかと思われたが、結局は通り雨。夏を思わせるような暑さの中でスタートが切られた。

 1周目から#86TOM’S SPIRIT 86の松井孝允が一気に後続を引き離す走りを見せ、早くも独走状態に。11秒のリードを得て、40周を終えたところでピットイン。今年からチームの一員に加入した坪井翔が乗り込んだ。

 開幕戦では、全日本F3選手権と日程が重なっており、スーパー耐久は欠席。今回が初戦となった坪井だが、松井と遜色ないペースで周回を重ねライバルを圧倒していく。

 しかし、このピット作業時に違反がありドライブスルーペナルティを受け、2番手を走っていた#55SunOasis田中建築スズバン86にトップの座を明け渡したかに思われた。しかし、1分34秒台のペースで差を縮めていき、59周終わりにピットストップを行なった間に逆転を果たす。

 ここからは完全に#86TOM’S SPIRIT 86の流れ。残り1時間に差し掛かる70周終わりで2回目のピットインを行い、蒲生尚弥がアンカーとしてマシンに乗り込む。ここでもミスのない走りを披露する。

 残り20分を切ると2番手争いが激化。着実に周回を重ねてきた#54TC CORSE iRacing ROADSTER(堤優威)に昨年のクラスチャンピオンである#13ENDLESS・ADVAN・86(小河諒)が接近。残り5分のところで小河が勝負をかけるが、110周目の馬の背コーナー立ち上がりで、接触。これでバランスを崩した堤がクラッシュしてしまった。

 小河はこのまま最後まで走りきったが、プッシングをしたということで、レース後に35秒(ドライブスルーペナルティ相当)が加算されることになった。

 結局、ペナルティがあった以外は、最後まで危なげない走りをみせた#86TOM’S SPIRIT 86(松井孝允/蒲生尚弥/坪井翔)が、後続に30秒以上の大差をつけ、113周でフィニッシュ。今季初勝利を飾った。

 2位には、ペナルティでのタイム加算がありながらも、#13ENDLESS・ADVAN・86(小河諒/高橋翼/花里祐弥)がポジションを守りきり、3位には開幕戦を制した#93SKR ENGINIEERING ing S2000(太田侑弥/佐々木雅弘/蘇武喜和)が続いた。

 スタートから後続を引き離す素晴らしい走りを見せた松井は、「スタートから後ろを引き離していくというのが理想だったので、それが遂行できました。タイヤが結構厳しかったので、タイヤを守りながら、その状況を坪井選手に伝えて、そこから蒲生選手に繋ぐことができてよかったです」とコメント。

 今年は全日本F3選手権やスーパーGTで活躍する坪井。スーパー耐久は初参戦で、クラス優勝となったのだが、自身のスティントを振り返り、「初めてだったので、何もかもが分からない状況でしたが、松井選手が大量にリードを築いてくれて、僕はそれを守りきればいいやという気持ちで走れました。クルマのパフォーマンスも高かったので、それを信じて走るだけでした。デビューレースとしてはすごく良い形で終われました」と、安堵の表情を見せていた。

 ST-5クラスは予選から圧倒的な速さをみせていた#88村上モータースMAZDAロードスターND(村上博幸/脇谷猛)が優勝を飾った。

 またST-X、ST-TCR、ST-1、ST-2、ST-3クラスで構成されるGr.1決勝は30日に開催。注目のST-Xクラスは#8ARN Ferrari488 GT3が2戦連続でポールポジションを獲得している。今回からクラス呼称が変更になるST-TCRクラスは、#45LIQUI MOLY RS3 LMSが、こちらも2戦連続でポールポジションを獲得した。

吉田知弘