ここから本文です

観光客も訪れる沖縄・二見の「歌う道路」 名曲の里に生まれた北海道との絆

4/29(土) 5:00配信

沖縄タイムス

 沖縄県名護市二見区(宜寿次聰区長)の国道331号(旧道)で、車が通過すると民謡「二見情話」が流れるメロディーロードの施工を手掛けた篠田興業(北海道標津町、篠田静男社長)の社員が20日、同区を訪れ、区民らと交流した。メロディーロードの完成から約4年半。二見ゆかりの曲を通して地域の誇りを再確認し、ロードが観光資源として定着してきたことを喜び合った。

この記事の他の写真・図を見る

 沖縄県内唯一のメロディーロードは2012年、二見区の要望を受けて県が事業化。道路には溝が刻まれ、タイヤがその上を通ると音が出る仕組み。約340メートルの区間で約30秒間、三線と歌の重奏で「二見情話」が流れる。篠田興業が技術特許を持ち、全国20カ所でご当地ソングの施工を手掛けている。

 同日、篠田興業の社員や関係者ら15人が沖縄旅行の一環で同区を訪問。メロディーロードを見学し、区民らと懇親した。同区公民館には区民や当時工事を請けた業者など約30人が集い、完成当時の思い出に花を咲かせた。

 二見区はメロディーロードのそばに国内最大のチョウ・オオゴマダラの食草を植えるなど、活性化に取り組んでいる。宜寿次区長は「二見は人口100人に満たない過疎の地。メロディーロードができて訪れる観光客も増え、少しは明るくなった」と振り返った。

 これに対し篠田興業の篠田猛専務取締役は「私たちの技術が活性化の役に立ちうれしく思う。区民の皆さんが『二見情話』を愛し、このロードを誇りに思っていただき、私たちにとっても大きな誇り」と語った。

 懇親会には昨年、同社に招待され標津町を訪れた名護桜太鼓もエイサーを披露し、盛り上げた。(玉城学通信員)

最終更新:6/7(水) 9:10
沖縄タイムス