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ちひろのアトリエ再現 越前市の記念館、改装オープン

4/30(日) 9:27配信

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 福井県越前市生まれの絵本画家いわさきちひろの作品や生涯を紹介する同市の「ちひろの生まれた家」記念館が29日、リニューアルオープンした。ちひろが作品を送り出していた、東京のアトリエを再現。武生町立実科高等女学校の教師として、武生で6年間を過ごした母岩崎文江に関する展示も充実させた。

 リニューアルは、記念館を運営する市観光協会が実施。市や同協会は近年、ちひろの生誕地としてPRに力を入れており、昨年4月には記念館に特別展示室を設けた。

 ちひろは1952年に東京都練馬区に自宅を建て、亡くなるまでの22年間を過ごした。記念館2階に設けたアトリエは、仕事が最も充実していた72年ごろの様子を再現。幅1・5メートルの机の上には水彩絵の具やパレット、スケッチブックが雑然と並ぶ。ちひろは左利きで20本以上ある絵筆は机の左側に置かれるなど、細部にもこだわった。

 1階は文江中心の展示とした。和室には、武生にいた大正時代をイメージした机や書棚、時計などを設置。当時の雰囲気を再現した。

 この日は記念館で式典が開かれ、約20人が出席。同協会の三村義雄会長、奈良俊幸市長、城戸茂夫市会議長がテープカットした。三村会長は来年12月に生誕100年を迎えることを紹介し「生誕地であることを広く発信し、誘客に努めたい」と抱負を述べた。

 9月には記念館北側の建物に「絵本カフェ」を設置するなど、さらに充実を図っていく。記念館は毎週火曜が休館で、入館料は高校生以上200円。中学生以下は無料。