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シンガポール向けサツマイモ 紡錘形が有利 ジェトロが消費動向調査

4/30(日) 7:02配信

日本農業新聞

 サツマイモは紡錘(ぼうすい)形が好ましい――。日本貿易振興機構(ジェトロ)は、シンガポール向けの輸出ポイントを紹介した「日本食品消費動向調査~シンガポール」をまとめた。主要輸出品目ごとの他国産との競合状況を分析し、日本の農林畜産物・食品の輸出拡大につなげる狙いだ。

 報告によると、同国のサツマイモの輸入量は、ベトナム産が最も多く、次にマレーシア、インドネシアの順。日本産は2015年、前年の4位から5位に転落した。

 シンガポールでは、サツマイモを主におかゆや菓子、パンに利用する。煮たり蒸したりする機会が多い。熱の通りやすさから、紡錘形など細長いものが好ましい。丸みがあると熱が通りにくく、輸送時に傷がつきやすいなど、ロスが多くなるという。

 イチゴの輸入量は、米国産が最も多く、次に韓国産、オーストラリア産の順。日本産は15年22トンと6位にとどまっている。日本産と競合するのは韓国産だ。

 韓国産は品種「梅香」を主力に、一定の果肉に硬度があり、輸送耐性が高い強みがある。主な販売先は、大衆向けスーパーで、買い取り販売が中心となる。

 一方、日本産は、高島屋や明治屋など日系の百貨店やスーパーに卸す。委託販売が多く、売れた分の手数料を百貨店やスーパーに払う。小売価格が手数料を含むため、卸売価格に比べ非常に高くなる。

 卸売価格が1キロ800円の場合、小売価格は1440円になるという。

日本農業新聞

最終更新:4/30(日) 7:02
日本農業新聞