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ナスターゼがセレナの妊娠に対するコメントについて弁明 [海外テニス]

4/30(日) 8:00配信

THE TENNIS DAILY

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の妊娠に対するコメントとフェドカップでの悪態について、イリー・ナスターゼ(ルーマニア)は思わず発してしまったもので、弁解の余地はないと答えた。

フェドカップで雑言を吐いたナスターゼがITFにより謹慎処分

 70歳のナスターゼは出産予定のセレナの子供の肌の色についてコメントしてから1週間後に、それについてフェイスブックに投稿した。

「記者会見でセレナの妊娠についてどう思うかと聞かれたんだけど、そのとき彼女の妊娠についてはまったく知らなかったんだ。だから思わず口にしてしまっただけなんだよ。セレナは偉大な選手だ。これまで彼女がどれほどの努力をしてきたか、僕にはよくわかるからね」とフェド杯ルーマニアチーム監督のナスターゼは述べている。

 セレナは黒人で、婚約者であるソーシャル・ニュース・ウェブサイト、レディット(Reddit)の創始者のひとりであるアレクシス・オハニアン氏は白人である。

 ナスターゼはフェド杯の試合中に起こったジョハナ・コンタ(イギリス)、およびイギリス代表監督のアン・ケタボンヌへの悪態についても批判されていた。

「言い訳のように聞こえるかもしれないが、あれはルーマニア・チームとルーマニアテニス界のためのものであったと断言できる」とナスターゼはコメントした。ルーマニアはこの対イギリス戦で3勝2敗と勝利したが、ナスターゼは国際テニス連盟(ITF)により出場停止処分を受けた。

 ナスターゼは「テニスはスポーツではなく、私の人生そのものだ」と述べた上で、悪態をついてしまったことに対しては「まるでテニスが僕から消え去っていくと感じるような想定外の事が起こり、咄嗟にそれを何とかしようとしただけだったんだ」とコメントした。

「言い訳は何もできないことは分かっている。試合の緊張感が極度に高まってしまった訳でもなく、いつもの悪ふざけのような態度をとってしまった訳でもなく、状況が不運な方向に向かってしまった訳でもない。私はテニスと、テニス界のためにまだ頑張りたいと思っており、私の謝罪をできるだけ受け入れて欲しい」とナスターゼは言っている。

「あの出来事は必要以上に事が大きくなってしまったと思う。それでもコンタは主審と話すべきではなかった。あれはチームの監督がやるべきことだよ。私はコンタに説明しようと礼儀正しく声をかけたつもりだった。そしてコート外に出された。そのあと主審が試合を中断したんだ。どうして試合を中断したのか、僕にはわからないよ」とナスターゼは謝罪に反してコンタに対して別の見解を示した。

 ナスターゼは1970年代の現役時代にナスティ(たちの悪い)というニックネームがついていたことで知られ、シングルスで2度グランドスラム・タイトルを獲得し、100個以上のATPタイトルも獲得している。1970年代に世界ナンバーワンにもなっており、1985年に現役を引退。1991年にはテニス殿堂入りを果たしている。(C)AP(テニスマガジン)

Photo: BERLIN, GERMANY - APRIL 18: Laureus World Sports Academy member Ilie Nastase is interviewed prior to the 2016 Laureus World Sports Awards at Messe Berlin on April 18, 2016 in Berlin, Germany. (Photo by Boris Streubel/Getty Images for Laureus)

最終更新:4/30(日) 8:00
THE TENNIS DAILY