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香取・佐原に24町の山車 祝賀イベントにぎわう ユネスコ無形文化遺産登録

4/30(日) 11:04配信

千葉日報オンライン

 千葉県香取市は29日、県内で初めて国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録された「佐原の山車行事」の記念祝賀イベントを行った。夏と秋祭りにそれぞれ参加する全24町の山車が、旧佐原市50周年の節目を祝った2000年以来17年ぶりに会場となった佐原コミュニティセンター駐車場に集結。お祭りムード一色となった町は、多くの観光客らであふれかえった。30日も9町の山車が市中心部で引き回しを行う。

 18府県33件の祭りで構成する「山・鉾(ほこ)・屋台行事」として、昨年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された佐原の山車行事。祝賀イベントであいさつした宇井成一市長、保持団体「佐原山車行事伝承保存会」の山崎香芳会長は共に、先人が受け継いできた努力と愛情に感謝し、「後世に受け継いでいかないといけない使命を感じる」と語った。来場者は1万2千人(市発表)。

 式典後、各町内による特別引き回しや総踊りが行われ、観光客らと共に、あらためて登録を祝った。また、会場に隣接する佐原文化会館と市民体育館では、パブリックビューイング(PV)も実施された。

 山車行事は「佐原の大祭」として広く知られ、300年以上続く国指定の重要無形民俗文化財。7月と10月にそれぞれ、八坂神社祇園祭と諏訪神社秋祭りとして、3日間ずつ開催する。大きな人形と豪華な彫刻で飾られた山車が古い町並みをゆっくりと進み、数十万人の人出でにぎわう。