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【WTCC】道上龍「ストラテジーが足枷になり、思ったタイムが出せなかった」/第2戦モンツァ予選

4/30(日) 19:27配信

motorsport.com 日本版

 4月29日、WTCC(世界ツーリングカー選手権)第2戦モンツァラウンドの予選が行われ、ホンダの道上龍はQ2進出を果たしたものの、11位に終わった。

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 Q2時、道上がタイムアタックを終えてピットに戻ったと同時に、シボレーのトム・コロネルが最後のタイムアタックで10番手タイムを記録。元々10番手だった道上は、最後押し出されるような形で11番手となってしまった。

 道上は、チーム内で意見の食い違いがあり、今回の作戦に関して納得がいっていない様子だ。

「チームのストラテジーでは、スリップの使い合いをしてタイムを出そうと言うものでした。2013年の映像を見たりしたんですが、これまでうまくいった試しがない(作戦だった)ようです。僕の場合、単独でアタックした方がタイムが出ていたと思う」と悔しさを滲ませた道上。

「Q1もあんな順位で終わるつもりじゃなくて、練習よりも良いタイムを出せるつもりでいました。それなのにQ2でもやることになりました。結局それもできていない。僕も無線内の英語を全て把握できているというわけではないんですが、計画と少し違ったことが起きると何もできなくなってしまうんです」

「(タイムアタックの時も)ヤン(・アーチャー)やエステバン(・グエリエリ)が出て行くタイミングを見計らってたんですがうまくいかず、タイヤの一番美味しいところが使えませんでした。(チームの作戦に関して)昔の2013年くらいのマシンだったらスリップが効いているシーンがあったので、もしかしたら当時は効果的な作戦なのかもしれない。でも今年のTC1規定になるとそこまで効かないというのが僕の印象でした。チームはモンツァでシビックが厳しくなるだろうから、それをカバーするためにチームプレイをしようとして考えてくれたんだと思いますけどね」

 フリー走行時のタイムが良かったため、悔いの残る予選となった道上。彼はクルマの感触について次のように語った。

「クルマはテストの時より良くなって、僕好みの感じにしてくれました。リヤが落ち着いてからフロントが落ち着きだしたんです」

「ロングランをやってみたんですが、持ってきたキャンバーだと磨耗が激しいんですよね。ティアゴ(モンテイロ)がパンクしていたこともあったので。キャンバーを少し起こしてみてFP2でロングを試してみたところフィーリングは悪くなかったです。予定していた周回数はガス欠になってしまったせいでできなかったのですが」

「ただ、朝の練習時に路面が冷えていたので安定してタイムが出せたのですが、気温が上がるにつれてタイヤの内圧の管理が難しくなってタイムが出なくなってしまいました。そこが今の課題ですね。だから朝一でいたポジションには僕も驚かされました。フリー走行時にはタイヤのエッジを使ってクルッと回れているグリップイメージが午後には全然なくなっちゃうんですよ。それは開幕戦のモロッコも同じ感触でした」

「あと予選時にリヤウイングを少し上げてしまったのも失敗だったかもしれません。エンジニアと相談して、ダウンフォースを削って、ストレートを生かそうとしたんです。でもリヤが重くなってしまったと僕は感じました。リヤウイングの感度が強くて、少し変えただけでも感覚が全然違うんです。もっとテクニカルなところに行けばシビックの動きも良くなると思います」