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アニメイトが今“百合”に熱い?「アニメイト百合部」ツイッター“中の人”に話を聞く

4/30(日) 6:50配信

クランクイン!

 現在、アニメイト池袋本店では“女の子同士”の恋愛や特別な関係性を描いた百合作品の魅力を届けるキャンペーン「ゆりめいと」が展開されている。ここのところ漫画やアニメで百合作品が活況な印象もおぼえるのだが、そのタイミングで、老舗の専門店であるアニメイトがなぜ百合に熱くなっているのだろうか。背景を探るべく、キャンペーンを企画したアニメイトのスタッフにインタビューを試みた。

【関連】アニメイト池袋本店「ゆりめいと」わくわくスペースの様子


 展開中の「ゆりめいと」で「百合好きな人たちが新しい作品に出会える場所を提供したい」と語るのは、アニメイトのSさん。昨年11月にアニメイトが開設した、20店舗の百合好き担当者が集まる「アニメイト百合部」のツイッターアカウントの“中の人”だ。

 百合作品に特化したキャンペーンは、アニメイトでも「珍しい試み」だというが、きっかけは何と今年のエイプリルフールのネタ。日頃から、おすすめの作品などを熱く伝える「アニメイト百合部」ツイッターアカウント上で、告知画像まで用意してつぶやいたところ「反響が大きく、中には『嘘だったら悲しい……』とまでつぶやいてくれた方もいたので、これはもう実現しなきゃと思いました」と使命感にも似た思いから、15日のスタートまで急ピッチで準備をすすめたという。

 現在、アニメイト池袋本店の3階にあるわくわくスペースには、様々なコミックやグッズ、100点ほどの複製原画が並んでいる。平日、休日を問わず、何度も繰り返し足を運ぶ人もいるほどの盛況ぶりだというが、意外だったのは「アニメイト百合部」を通してつながる他店のスタッフも自然と応援にかけつけてくれたこと。Sさんは「すすんでPOPを書いてきてくれたり、おすすめの作品を提案してくれる“百合部員”もいる」とうれしそうに話す。


 「アニメイト百合部」に加えて、今年3月からは「ゲーマーズ百合部」と「書泉百合部」のツイッターアカウントも新設。現在はアニメイトのほか、ゲーマーズ、書泉・芳林堂書店でも百合作品のフェアが開催されている。その関係者として魅力を伝えようと奔走するSさんも、当然ながら百合好きの一人。きっかけは「『マリア様がみてる』を読み始めたところから」だというが、「当初は学園モノが好きだったのですが、自分が社会人となった今では『同居人が不安定でして』などの社会人モノに興味が移ってきました」と自身の百合歴を振り返る。

 開催中のキャンペーンでは「商品を随時入れ替えるなどして、百合好きな人たちが来るたびに新しい作品へ巡り会えるようにしている」と、その仕掛けの裏側を語ってくれたSさん。中心にある「アニメイト百合部」でも「こちらからの一方通行ではなく、お客さんと一体となり盛り上げていきたい」と願いを込めているという。

 モノを売るためのフェアではなく、作品と“出会える場所”を提供したいという思いは今、アニメイト池袋本店で実を結んでいる。将来的には「アニメイト百合部」を通した「読書感想文キャンペーンなどを展開したい」と話すSさんだが、その思いの背景には、百合作品への愛と情熱がみなぎっている。(取材・文・写真:カネコシュウヘイ)

 「ゆりめいと」はアニメイト池袋本店3階・わくわくスペースで、5月14日まで開催。

最終更新:4/30(日) 6:50
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