ここから本文です

来春「採用増」43% 北陸三県196社、北國新聞社調べ

4/30(日) 1:47配信

北國新聞社

 北國新聞社が北陸三県の主要企業196社に実施した2018年春の新卒採用アンケート調査で、今春より採用人数を「増やす」と回答した企業は86社で全体の43・9%に上った。前年調査(44・2%)と同水準だった。一方、今春の採用が計画を「下回った」と答えた企業は全体の半数近くとなり、景気回復を追い風に採用意欲が高まる中で、人手不足が広がる実態が浮き彫りになった。

 業種別では、小売関連や運輸業などで採用数の増加が目立った。

 クスリのアオキホールディングス(白山市)は、出店を加速させるため、今春より約100人多い300人の採用を計画し、「どんたく」を展開する山成商事(七尾市)は2倍以上の25人に増やす。食品スーパーのアルビス(射水市)と大阪屋ショップ(富山市)はそれぞれ16人、27人増員して60人の採用を見込み、ゲンキー(坂井市)も今春実績を大きく上回る250人の確保を目指す。

 運輸業は荷物量の増加への対応などを理由に石川、富山の9社のうち6社が採用増を予定する。今春3人を採用したビーインググループ(金沢市)は20人、富山地方鉄道(富山市)は1人から26人に増やす。

 今春の採用について「大幅に下回った」「やや下回った」と回答した企業は46・4%に当たる91社で、「予定通り」と答えた83社を上回った。来春の採用人数を増やす企業の中には、今春の内定辞退者が多かったことを理由に挙げる金融機関もあり、売り手市場が続く現状をうかがわせた。

 アンケートは4月中旬に行い、石川県の107社、富山県の76社、福井県の13社が回答した。昨年は北陸三県の199社を対象に実施した。

北國新聞社

最終更新:4/30(日) 1:47
北國新聞社