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【楽天】ドラ5森原プロ初勝利!目標は「新人王」

スポーツ報知 5/1(月) 6:04配信

◆日本ハム1―2楽天(30日・札幌ドーム)

 楽天が投手陣の踏ん張りで、開幕のスタートダッシュを完成させた。同点の8回に2番手で登板したドラフト5位・森原=新日鉄住金広畑=が3者凡退で抑えると、直後に相手の失策で勝ち越し。21試合中15登板とフル回転する右腕がプロ初勝利を手にした。中13日での先発となった岸も7回5安打1失点と、ゲームメイク。9回は前日(29日)にサヨナラ打を浴びた松井裕が締めくくり10セーブ目。4月は15勝5敗の勝率7割5分で、球団の月間最高勝率を更新した。

 新人らしからぬ堂々としたマウンドだった。同点の8回。2番手で登板した森原はたった8球で1番からの攻撃を3者凡退に抑えた。直後に勝ち越して、プロ初白星。開幕から中継ぎの中心としてフル回転する右腕は、球団の月間勝率更新にも貢献し「素直にすごくうれしいです。新人王を取りたい」とはにかんだ。

 21試合中15試合に登板。14回1/3で失点はわずかに1で防御率は0・63。勝ちパターンでの起用が続くが梨田監督も「安定しているし、球数も少ない」と目を細める。大学、社会人を経てプロ入りした25歳のオールドルーキーはこれまでリリーフの経験はほぼなかったが「慣れてきました」とさらりと言い放った。

 社会人時代には毎年3月頃にブルペンで80球以上を3日連続投げて1日休む、2、3週間の集中練習があった。当時は「嫌で嫌で仕方なかった」と振り返るが、今ではタフネスの源。今では試合後に宿舎で、大ファンの浜崎あゆみの曲を聴きながら1時間近く半身浴をして、心身ともにリフレッシュしている。

 帽子のつばとグラブの中には「恩返し」の文字がある。「寮生活がしたかった」と山陽高入学とともに家を出た。だが「数日で嫌になった」。食事、洗濯、掃除―と、家族のありがたみを身をもって感じた。この日、指揮官から受け取ったウィニングボールも「実家のおじいちゃんに渡します」。中学2年頃まで近所の公園でキャッチボールやノックを打ってもらった祖父・孝志さんへ思いを込めた。

 投手陣一丸の勝利だ。腰の痛みを訴えて23日のソフトバンク戦(ヤフオクD)の先発を回避した岸が7回1失点で、前日にサヨナラ打を浴びた松井裕も1点差を守り、4月10セーブ目でチームの月間最多セーブ数を更新。梨田監督も「みんなで踏ん張ってよく最少失点で抑えてくれた」と3投手をたたえた。開幕ダッシュに成功した梨田イーグルスは首位で5月を迎える。(安藤 宏太)

 ◆森原 康平(もりはら・こうへい)1991年12月26日、広島・福山市生まれ。25歳。小6時に中条少年クラブで野球を始める。中学は軟式クラブチーム「神辺レッズ」でプレーし、中2から投手。山陽高では3年夏に広島大会4強。近大工学部では4年秋の明治神宮大会で8強進出。新日鉄住金広畑を経て、16年ドラフト5位で楽天入団。185センチ、88キロ。右投左打。年俸1000万円。

最終更新:5/6(土) 5:55

スポーツ報知