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神戸製鋼、米の車サスペンション用アルミ材製造拠点を増強

5/1(月) 6:01配信

鉄鋼新聞

 神戸製鋼は28日、米国で自動車サスペンション用アルミ鍛造部品を製造する「コウベ・アルミナム・オートモーティブ・プロダクツ(KAAP)」(所在地・ケンタッキー州ボウリンググリーン市)を増強すると発表した。総額5300万ドル(約58億円)を投じて溶解鋳造ライン1ラインと鍛造プレス機2機を増設。自動車軽量化ニーズの高まりによって米国自動車メーカーからの受注も拡大しており、引き合いに対応する。19年までに年産能力を3割増の年97万本まで引き上げる。

 05年から生産開始しているKAAPは、神戸製鋼所60%、三井物産25%、豊田通商が15%出資するアルミ鍛造会社で、大型サスペンション向けでは北米でトップシェアを占める。今回の設備投資では、約58億円を投じて建屋(1万3千平方メートル)と溶解鋳造ライン1ライン、鍛造プレス2機を増設する。18年秋ごろから順次稼働させ、19年初の増強完了を見込む。完成後は溶解鋳造4ライン、鍛造プレス10機で年産能力97万本を持つ世界屈指の工場となる。
 同社は好調な受注を背景に段階的に設備増強を続けている。今夏からは、15年11月に意思決定した溶解鋳造ライン1ライン、鍛造プレスライン2機が稼働を始める計画。矢継ぎ早の設備投資を実行しているものの、米国で強まる軽量化ニーズに加え、日系自動車メーカーだけでなく米国系メーカーからの引き合いも強まっているため、増強中の7・8号機の稼働前だが一段の設備増強を決めた。
 同社は「今後も時期を逃さず生産設備の増強を実施し、北米のアルミ鍛造サスペンション市場におけるトップの地位を磐石にする」としている。

最終更新:5/1(月) 6:01
鉄鋼新聞