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新型 ボルボ V90 クロスカントリー T5 AWDは、北欧の豊かな贅沢を濃密に味わえる1台

5/1(月) 12:10配信

オートックワン

V90とは完全に別物! 贅沢過ぎる新型V90 クロスカントリーの足回り設計

ボルボのフラグシップモデルである90系。そのエステート版を特別仕立てにした「V90クロスカントリー」に試乗した。これは文字通りV90をベースとしたクロスカントリーモデルで、セダン/エステート系の派生としては、走りとラグジュアリー性能を両立させた「R-DESIGN」に次ぐモデル。そしてこれをもって、90シリーズはひとまず完結を見るという。

[画像94枚!]VOLVO V90 Cross Country T5 AWD フォトギャラリー

クロスカントリーにおける最大の特徴は、V90比で55mm(最低地上高210mm)高くなったその車高。これによってアプローチアングルは18.9°、デパーチャーアングルは20.7°、さらにホイールベースを2940mmと長く取りながらもランプアングルを17.7°確保することができた。要するに、悪路でもそのリップやリアバンパー、お腹が擦りにくいということになる。

そしてボルボでいつも感心するのは、クロスカントリーを出した際にその車高を単にかさ上げするのではなく、アーム角を基準のジオメトリーからずれないように設計してくることだ。

今回もここにはSUVであるXC90のコンポーネントを前後で活用し、ダブルウィッシュボーンのアームに過大な下反角が付かないようにしてきた(つまり、ジャッキアップ現象が起こらない)。ちなみにホイールスピンドルは専用に起こしたようだ。

またサスペンションは、リアにセルフレベライザーの役目を持つエアサスモデルと、ボルボ・コンベンショナルなリーフスプリングの2種類が用意したが、今回はよりベーシックな乗車感を味わうために後者を選んだ。

走りの質感はフルモデルチェンジで確実に高まった

V90クロスカントリーに搭載されるエンジンはDRIVE-E「T5」と「T6」の2種類。今回試乗車に用意されたのは1968ccのガソリンユニットをインタークーラー付き直噴ターボで武装したT5ユニットで、そのパワー&トルクは254ps/350Nm。T6はこのターボに加え、低回転領域をスーパーチャージャーが補填することで320ps/400Nmの出力を発揮する。

基準車より少し高めの視界と、それによって得られるちょっとだけ腰高な走行感は、旧XC70時代から続くクロスカントリーならではの独特なライド感だ。

しかしV90となって変わったのは、そこにシッカリとしたハンドルの手応えが加わったことだろう。フロントがマクファーソンストラットからダブルウィッシュボーンに変わったせいなのか、低速域からステアリングの反応が素早く、かつ横力をクルマがしっかりと受け止めるから、スッとタイヤを転がすようにして上手にカーブを曲がって行く。またロールは明らかにこれまでのクロスカントリーより少なくなっている。

突き上げや路面のうねりに対しても張りのあるストロークフルなサスペンションと、19インチにして50扁平というボリューミーなタイヤがショックを一発で吸収。これなら荒れ地でもダンパーは底付きしなさそうだ! と思えるくらい足周りは剛性が高く、しかもボディがガッシリしている。そしてそのたくましい乗り味が、常用域ではスッキリした乗り心地を与える相乗効果をもたらしていた。

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最終更新:5/1(月) 12:10
オートックワン

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