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加賀の井酒造 復興の新酒 黒部から初出荷/富山

5/1(月) 20:54配信

チューリップテレビ

 復興の酒が、いよいよ初出荷です。
 去年12月の糸魚川大火で酒蔵を失い、黒部市の銀盤酒造の施設を借りて酒造りを進めてきた『加賀の井(かがのい)酒造』の新酒が完成しました。

 黒部市の銀盤酒造の倉庫では、1日、加賀の井酒造の蔵人3人が手分けをしながら瓶詰めされた新酒に1枚1枚手作業でラベルを貼ってダンボールに詰めていきました。
 1650年に創業した『加賀の井酒造』は新潟にある90の酒蔵で最も歴史があり、加賀藩本陣が置かれた際に前田利常(としつね)公から命名された老舗の酒蔵です。
 しかし、去年12月の糸魚川大火で、蔵も店舗も焼失し、今年2月から同じ企業グループの黒部市の銀盤酒造の施設を借りて酒造りに取り組んできました。
 糸魚川の硬水に対し、黒部の湧き水は軟水。
 水の違いによる発酵の進み方の違いなどを見極めながら、丁寧に酒造りの工程を進めてきました。
 その結果、加賀の井らしい香りを持ちながら軟水ならではの後味のやわらかさを備えた新酒に仕上がっています。
 新酒は、母の日のギフト用にイオンのインターネットで販売されるもので、1日は720ミリリットルの瓶で160本が初出荷されました。
 黒部の水でつくられた加賀の井酒造の新酒は来月末までにおよそ3500本が出荷され、地元糸魚川市の酒販店でも一部販売される予定です。

チューリップテレビ