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【インディカー】オーバル初優勝の王者パジェノー「人生最高の勝利。これまでの努力が報われた」/フェニックス決勝

5/1(月) 16:40配信

motorsport.com 日本版

 昨シーズンのインディカー王者であるシモン・パジェノー(ペンスキー)は、第4戦フェニックスで優勝を果たした。これがオーバル初勝利となったパジェノーは、今回がインディカーで自身が挙げた勝利の中でも最高のレースだったと語った。

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 フェニックスの決勝レース130周過ぎ、各車が2回目のピットインに向かう中、3番手走行中のパジェノーは2回目のピットインをチームメイトよりも1周遅らせた。

 前を走っていたチームメイトのウィル・パワーやエリオ・カストロネベスがピットインしている際に、アンドレッティ・オートスポートの佐藤琢磨がクラッシュしたことによりイエローコーションが発生。パジェノーは、他車がスロー走行を強いられているという完璧なタイミングでピットインを行い、トップに立った。

 フェニックスは1周20秒弱という、ショートオーバル。コーションのタイミングによりホンダ勢のトップを走っていたチップ・ガナッシのスコット・ディクソンやトニー・カナーンまでもが周回遅れになってしまった。パジェノーは、2番手パワーとの間にその周回遅れのガナッシ2台を挟むという、絶好の位置でレースをリスタートした。

 パワーがなかなかガナッシの2台を抜けない中でリードを広げたパジェノーは、オーバル初優勝を果たしたのだ。

「人生の中で、最も長い50周だった!」とレース後にパジェノーは語った。

「ステアリングホイールに、残り周回数をチェックするためのボタンが付いているんだけど、僕はそのボタンを毎周押していた。今まで走ったレースの中で最も緊張感のあるレース終盤だったが、マシンは本当に素晴らしかった」

「今回の勝利は、信じられないほどのモノだったと言わざるをえないだろう。僕にとって、今回がベストな優勝だ。なぜなら、オーバルで勝つのはとても戦略的である必要があるからだ。他の人がしていることを本当に研究し、マシンの反応を見てレースの最後で良くなるようにレース中にマシンを調整していくんだ。今日は、本当に完璧な1日だった。これ以上幸せなことはないよ」

 2012年にシュミット・ピーターソン・モータースポーツからインディカーに参戦したパジェノーは、その年がオーバルレースデビューとなった。それから現在に至るまでオーバルでの優勝経験がなかっただけに、パジェノーにとって今回の勝利は感慨深いものになったようだ。

「この勝利は、長らく待ち望んでいたものだ」とパジェノーは語った。

「すべてを学び直さなければならなかった。僕は、オーバルのことを何も知らなかったんだ」

「25歳の時にすべてを学び直さなければならないのは、それほど簡単なことではない。だけど今、それが報われた」

David Malsher