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ラトバラ「スーパーヒーローになろうと思わず完走を優先」/WRC第5戦アルゼンティーナ デイ4コメント

5/1(月) 16:24配信

オートスポーツweb

 WRC世界ラリー選手権第5戦アルゼンティーナは4月30日、SS16~18のデイ4が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が逆転優勝。ヒュンダイが2連勝を飾った。

【写真】頭を抱えながらライバルの走りを見守るティエリー・ヌービル

■Mスポーツ
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC):総合4位
「僕たちにとって、とても難しい週末だった。(週末の)大半でマシンのフィーリングがおかしく、結果として自信を持ってアタックできなかった」

「今のところ、何が原因なのか分かっていないから、次のラリーまでに調査して、原因を突き止めなければならない」

「この週末がハードだったことを考えると、ポイントランキングで14点加算できたことは悪くないし、なによりも重要なのはランキングトップの座を守っていることだよ」

●オット・タナク(フォード・フィエスタWRC):総合3位
「すごくいい週末だったよ。過去、ここ(アルゼンチン)ではあまり運が無かったから、アプローチの仕方を変えて、僕たちの望む戦略を明確にしておいた」

「金曜日のラフなステージは安全に走るように心がけたよ。正直、少しセーフティに行き過ぎたようで、かなりタイムを失ってしまった」

「(路面)コンディションが少しスムーズになってきた土曜日の朝からは、ペースを保つことができた」

「今日は前を走るライバルたちの調子が良かったから、総合3番手からポジションを上げることができなかった。それでも、また表彰台を獲得し、何点かポイントも持ち帰れるから嬉しいよ」

「次の(第6戦)ポルトガルは僕の好きなラリーのひとつ。ヨーロッパに戻って、より『トラディショナル』なグラベルレースに立ち向かえることにワクワクしているよ」

「僕たちはドライバーズランキングとマニュファクチャラーズランキング、両方のチャンピオンシップで強力な位置につけている。今後もこの調子を維持していく計画だよ」

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC):総合2位
「今回は、最後に複雑な気持ちを味わってしまった。こんなタッチの差で勝利を逃してしまったのだから、当然期待外れだったよ! ラリーの展開はいつでも変化する可能性があると痛感した」

「ティエリー(・ヌービル)は金曜日、トラブルを抱えながらの走行だった。一方、僕たちは調子がよく、しっかりリードを築くことができた。今思えば、このあとの2日間(土曜~日曜日)で、この立場が入れ替わることになる」

「ティエリーは本当に素晴らしい走りをしていて、誰も彼に追いつけなかった。しかし、僕たちには問題が山積みだったんだ。いくつかは僕自身のミスで、いくつかはどうしようもできないものだった」

「正直、土曜日のオープニングステージからクリーンな走りができていなかった。だから、僅差のバトルで勝つためにもプッシュしていた」

「とても長い話になるから、なぜ僕たちがこの週末、(ポジションを)死守できなかったのか、長いリストを作れるくらいだ。いずれにせよ、流れはティエリーに向いていた」

「彼のドライビングは本当に素晴らしかったけど、僕たちにもチャンスがあったことはポジティブに考えたい。すべてが順調だった時、僕たちは力強いスピードを発揮していた」

「今週末から学び、もっと強くなる必要がある」


■ヒュンダイ/ヒュンダイ・モータースポーツ
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC):総合優勝
「信じられないよ! これまでのキャリアで、ラリー最後の数分で、こんなにドキドキしたことはないんだ」

「素晴らしい結果だし、まずはチームの働きにお礼を言いたい。そして、エルフィン(・エバンス)も称えたい。彼はこの週末、素晴らしい戦いぶりだった」

「今日は僕がもっているすべての力を最終ステージで出し切った。(ラリー・アルゼンティーナは)困難なスタートだったから、総合2位でも満足していただろう。また優勝できて、本当に最高だ」

「この週末はスタートからエキサイティングで“クレイジー”だった。そんなイベントで勝利を奪えるなんてね!」

「(優勝した第4戦)ツール・ド・コルスのあと、さらに勢いをつけたいと思っていたから、これはまさに完璧な展開だった」

「(ボーナスポイントが与えられる)パワーステージ(のSS18)でトップタイムをマークしたことが、ランキング争いでも重要な後押しになった。この週末、これ以上望むことはないよ」

●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC):総合6位
「(優勝した)昨シーズンと、ここまで真逆のシナリオになるとは思わなかった。(初優勝という)キャリアベストの結果とは、かけ離れたものになってしまったんだ。本当に信じられない」

「戦っていくうちに、パフォーマンスの改善点がいくつか見え始めたけど、金曜日に発生したトラブルが長引いてしまった」

「(最終日は)僕たちのつけていたポジションではできることは多くなかったけれど、リズムに乗りたいと思っていた。

「今朝のステージでは、マシンのフィーリングがよくなかった。そして、(最終SS18の)パワーステージでは、パワーステアリングに問題があって、すべてが終わってしまった」

「フィニッシュするのに苦労したし、総合6位という結果は僕たちが望んでいたものではない」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC):総合8位
「嫌な週末だった。間違いなく、僕たちの戦いはスタート直後に終わりを迎えていた」

「イベント序盤から、大きくタイムを失うとリカバリーするのは不可能なんだ」

「僕たちは、ただマシンをゴールまで運ぶことに集中したかったけれど、それさえも難しかった」

「(競技終了後のSS16)エル・コンドルのスタート序盤でパンクしてしまった。このアクシデントは僕たちの週末を象徴しているよ」

「信じられないくらい運がなかった。もっといい結果が出せると思っていたから残念だ」

「このことは忘れて、(第6戦)ポルトガルのことを考えたい」


■トヨタ/TOYOTA GAZOO Racing WRT
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC):総合5位
「ラリー最終日は安定した1日だった。スーパーヒーローになろうとは思わず、ただ安全にラリーを走り終えることを優先したよ」

「ヤリスWRCはとても頑強で、前回のグラベルイベントであるラリー・メキシコを走った時と比べると、パフォーマンスも上がっていた。今日は総合5位でフィニッシュし、パワーステージでは1ポイントを獲得できた」

「しかし、大切なのは開幕戦のラリー・モンテカルロから安定した走りを続け、選手権でいい位置につけているということ。自分のキャリアにおいて、開幕から5戦が終了した時点で選手権リーダーにこれほど近い位置にいた記憶はないよ。次のテスト、次のラリーが今からとても楽しみだし、マシンをさらに改善したいと思っている」

●ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC):総合7位
「どうしても完走したかったから、ノートラブルで最終日を戦えてよかった」

「前後のライバルとはタイム差が大きかったから、リスクを冒さずとにかく注意して走った。(SS16、18の)エル・コンドルのステージは自分の予想よりも荒れていて、クルマを無傷でゴールに運ぶことだけを考えて走ったよ」

「全体的に今回のラリー・アルゼンティーナは荒れた道が多く、かなりタフで厳しいラリーだった。しかし、我々は完走という目標を達成し、数ポイントを獲得し、そして多くを学べたから、満足しているよ」

[オートスポーツweb ]