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農業倉庫カフェに 10月にも猪苗代にオープン

5/2(火) 13:07配信

福島民報

 宮城県柴田町の会社員千葉学さん(30)、妻宏美さん(29)=旧姓・渡部=は、宏美さんの出身地の福島県猪苗代町の築約60年の農業倉庫を改修し、10月にもカフェを開店する。福島市の建築家アサノコウタさんが設計し、新たな空間を生み出す。
 店名は「cafe 217(カフェニーナ)」。旬の食材にこだわった見た目も美しいパスタをメインに富久栄珈琲(郡山市)厳選のコーヒー豆で安らぎの一杯を提供する。宏美さん手製のガトーショコラやチーズケーキもそろえる。店内で音楽イベントの開催も計画している。
 学さんは平成23年1月、アルバイトの面接で訪れた仙台市の飲食店で宏美さんと出会い、意気投合した。直後に東日本大震災が発生。甚大な被害を目の当たりにし、自らの店を持つ夢を実現させて東北を盛り上げたいとの思いを強くした。翌年3月に結婚し、仙台市の専門学校に通い、調理師免許を取得した。
 結婚を機に猪苗代町を訪れる機会が増えた。温かな人柄や雄大な磐梯山、猪苗代湖にほれ込んだ。昨年夏、町内長田の49号国道沿いで赤い瓦屋根が特徴的な建物と出合った。物語が始まりそうな雰囲気に心を動かされた。
 千葉さん夫妻は大型連休中、猪苗代町で見頃を迎えた観音寺川の桜並木近くで、空き店舗を活用したイベント「カワゲタリバスト」にカフェを初出店している。多くの人たちが連日訪れ、出会いの輪が広がっている。学さんは「新しい店もさまざまな人が集うような交流の拠点にしたい」と夢を描いている。

福島民報社

最終更新:5/2(火) 13:52
福島民報