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【スーパー耐久】第2戦SUGOを優勝した中野信治「開幕戦は泣きそうなくらい悔しかった」

5/2(火) 12:09配信

motorsport.com 日本版

 スポーツランドSUGOで行われた2017年のスーパー耐久シリーズ第2戦。今回からクラス名称が変更されたST-TCRクラスはホンダ・シビックTCR勢が開幕戦に引き続きワンツーフィニッシュ。#97Modulo CIVIC TCR(伊藤真一/海老澤紳一/中野信治)が今季初優勝を飾った。

【写真】2016年のル・マン24時間レースを走った中野信治

 開幕戦のワンツーフィニッシュによってウエイトハンデを積むことになり、予選では苦戦したシビック勢。#45LIQUI MOLY RS3 LMSがポールポジションを獲得し、決勝も#19BRP Audi Mie RS3 LMSとともにレースをリードしていく。

 序盤は他クラスとのバトルに巻き込まれ、遅れをとった#97Modulo CIVIC TCRだが、集団から抜け出すと着実に追い上げ、71周目にクラストップに浮上。直後に中野が乗り込むが、海老澤が担当した中盤スティントで黄旗追い越しがあったとして、痛恨のドライブスルーペナルティを受けてしまう。

 これで2番手につけていた#19BRP Audi Mie RS3 LMSが逆転するかと思われたが、直前まで中野が好ペースで周回しリードを広げていたことが幸いし、クラストップのままでピットアウト。そこからさらにスパートをかけ、後続を引き離していく。

 これに#19BRP Audi Mie RS3 LMSも食らいつきたいところだったが、タイヤが厳しくなったようで予定外のピットストップ。これで残り15分というところで、#98Modulo CIVIC TCR(黒澤琢弥/石川京侍/加藤寛規)が2番手に浮上。最後の最後で逆転という形でシビック勢がワンツーフィニッシュを果たした。3位には#45LIQUI MOLY RS3 LMS(田ヶ原章蔵/白坂卓也/竹田直人)が入った。

 スーパー耐久参戦2戦目で優勝を飾った中野は「全体的にアウディの方が良さそうで厳しいレースになるかなと思っていたんですけど、ポテンシャルが決して低い訳ではないと思うので、チームワークとミスなく走れれば良い勝負ができるかなと思っていました。結果的に本当に良い勝負になって、最終的に前に出られました」とレースを振り返った。

 またペナルティ消化時には、アウディに逆転されると思っていたそうだが、実際にはトップをキープ。そこから一気にスパートをかけたという。

「僕は何も違反していないのにどうしたんだろうと思ったんですが、確認したらBドライバーの時に違反があったようで……。ペナルティ消化の間に追い抜かれると思っていましたがアウディの前で出て、チームから無線で“後ろのクルマが2番手だ”と言われて、次の周でベストラップ出して、引き離すことができました」

 前回のもてぎ同様にシビック勢のワンツーフィニッシュだったが、その時は途中までリードしていたにもかかわらず最終的に2位となり、悔しがった中野。だが、今回はしっかりとクラス優勝を勝ち取り、満面の笑みをみせていた。

「もてぎの時は、久しぶりに泣きそうなくらい本当悔しくて、こんなモチベーションが自分の中に残っていたんだなと改めて思いました。でもチームのどちらかが勝てればいいと思っているので、(前回の悔しさを)晴らすという言い方は嫌なんですけど、今回の結果は嬉しいですし、ホッとしています」

「今年のスーパー耐久は僕にとっても新しい経験になるので、自分自身の新しい引き出しが増えるというのは良いことだと思っています。でも、アウディも多分速くなってくるでしょうし、次の鈴鹿は僕は出られないんですが、ライバルもチームメイトも強くなってくると思うので、楽しみがまた増えると思います」

 次回の第3戦は出走しない中野。しかし、シリーズ後半戦ではライバルのアウディとの戦いはさらに激化していくと考えているようだが、逆にそれを楽しみにしている様子が印象的だった。

吉田知弘