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【F1】ロシアGPから見えた”5つのこと”。ボッタスとフェラーリの速さは”ホンモノ”

5/2(火) 13:00配信

motorsport.com 日本版

1. 自らの”真価”を証明してみせたボッタス

 バルテリ・ボッタス(メルセデス)はロシアGPに勝利し、5人目のフィンランド人グランプリウイナーとなった。彼がこの先、どんな成長を遂げていくのか、実に興味深いところだ。

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 初勝利を挙げた後不遇に見舞われ、他のカテゴリーに挑戦することを選んだヘイキ・コバライネンのようになるのだろうか? それとも、ケケ・ロズベルグやキミ・ライコネンのように長くF1を戦い、タイトルを獲得するようなドライバーになるのだろうか? またはミカ・ハッキネンのように複数回のタイトルを獲得し、一時代を築くようなドライバーになっていくのだろうか?

 いや、彼はバルテリ・ボッタスとして生きていくだろう。彼自身のメリットは、彼自身が判断するはずだ。

 ボッタスは、81戦目で初勝利を挙げたことを恥じるような発言をしている。しかし、勝利の可能性があるクルマに乗ってわずか4戦目でそれを成し遂げたということは、称賛に値するだろう。

 彼はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)からの執拗なプレッシャーを撥ね退け、トップチェッカーを受けた。おそらく、2勝目の方がより楽に感じることだろう。

 そして今回の結果により、メルセデスの”ナンバー2”ドライバーに関する論争は、しばらく封印されることになるはずだ。

2. フェラーリはレース/予選ペースでメルセデスを圧倒

 約10年にわたって”F1最速のドライバー”と評価されてきたキミ・ライコネンは、2008年のフランスGP以降、ポールポジションから遠ざかってきた。しかし今回そこにあと一歩まで迫り、今後もPP獲得の可能性は大いにあるだろう。

 しかし皮肉なことに、ライコネンのポールポジションを奪ったのは、チームメイトのセバスチャン・ベッテルだった。その代わりと言っては何だが、フェラーリは9年ぶりにフロントロウを独占した。

 しかし本当に重要なのは、フェラーリの速さがホンモノだということだ。テストの段階からこの兆候は見られたが、ロシアでは予選ペースでもメルセデスを圧倒。今季の彼らが速いという、決定的な証拠を突きつけた。特にフェラーリは、これまで以上にタイヤの使い方を身につけているように見える。

 今季のF1は、この上位2チームによって争われていくのは必至であり、今後のレースはより見応えのあるものとなっていくことだろう。

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