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パクドル、日本ワンマンライブ開催 壮大なメッセージ込めた一夜

5/2(火) 17:30配信

MusicVoice

幾重の物語で示す世界観

 この日は、パクドルの妖艶な歌声、そして華麗なダンスだけではなく、ミュージカルを彷彿とさせる演出も織り交ぜていた。黒色の衣装で統一したダンスチーム、パクドラゴンに対して、白一色のパフォーマンス集団、TRIANGLE CONNECTION。

 彼らは、パクドルが歌い上げるそのバックで華麗に舞い、時には身体を絡ませ、その歌の世界観をより広大なものへと引き出させていた。その一方で、要所でミュージカルのようなダンスパフォーマンスを展開。そこでは、一つの財宝を巡る両者の駆け引きが描かれ、それらはやがてパクドルによって友和へと導かれる。

 本編最後の曲「Home」が披露される前に物語は結末を迎える。しかし、パクドルの圧巻のステージングに目を奪われ、それらの流れは気づく由もない。ライブを終えた後、我に返った時にハッと気づく。幾重の“仕掛け”をもって世界観を奥深く作りあげていたことを。歌、ダンスをもって物語を紡いでいた――。

■ダイナミック且つセクシーな幕開け

 パクドルは世界で活躍するスーパースターともあって、滅多にお目にかかれない。そのため、貴重な時間を少しでも長く過ごしたいと、開演前からフロアには多くのダラー(ファンの呼称)が詰めかけていた。

 開演時刻が過ぎて場内が暗転すると、ステージ両端の壁に設置された巨大なスクリーンに、地球や渋谷の街並み、夕焼けなどといった壮大な景色が映し出されていく。そのなかで、下手からは黒い衣装を着用した男性4人のパクドラゴンが、上手からは女性4人のパクドラゴンが、そしてステージ中央には、真っ白い衣装に身を包んだ、TRIANGLE CONNECTIONがそれぞれ姿を現し、その後ろからシルバーのロングコート姿のパクドルが登場した。

 パクドルの姿がはっきりと確認できた瞬間、フロアからは黄色い声援が飛んだ。その高揚感のなかで1曲目「Physical」が始まった。スタートからパクドルは身体全体を使って豪快に揺らすダンスを魅せつける。その勇ましさにダラーたちの身も心もワクワクドキドキ。その興奮の度合いは、場内で激しく揺れる緑色のペンライトにも表れていた。

 1曲目が終わり、身体の芯に響くようなダンスビートが流れ出す。そのなかで、シルバーのロングコートを脱ぎ捨てたパクドル。黒ジャケットの襟を走る金色のラインが眩い。音がかき消されそうなほどの大歓声を浴びながら「Lights Camera Action」を歌い上げる。胸の鼓動をダイレクトに表すように、女性4人のパクドラゴンとパクドルは交互に後ろから抱き寄せる。腕が胸元に触れる度に、歓声が上がった。

 大熱狂のなかで、暗転する。興奮を冷ますように、しばらく沈黙が流れる。そのなかでストリングスが入った壮大なインスト音楽がBGMとして流れ出す。明かりが戻されると同じタイミングでパクドラゴンとTRIANGLE CONNECTIONがステージに現れる。ここで、ミュージカルを彷彿させる演出が繰り広げられる。クラシックバレエのように、指先まで繊細に表現する。両者は一つの財宝を巡り、争っているようにもみえた。

■妖艶なダンスパフォーマンス

 幻想的な空気感からガラリと変わり、アグレッシブなダンスセクションへと入る。キレキレのダンスとともに、男性4人のパクドラゴンは、着用している黒ジャケットの先端を持ち、ヒラヒラと揺らす。テクニカルな動きに見せつけられたダラーたちのテンションはどんどん上昇していくばかりだった。

 ダンスセクションが終わると、ムーディーなサウンドが鳴り響き「Spend The Night」に突入。赤いバスローブ姿の女性4人のパクドラゴンをバックに、ワイングラスを片手に持ちながら踊るパクドル。その姿は、大人の麗しい表情をしていた。

 MCでは、パクドルが「アニョハセヨ。パクドルです。今日は僕のワンマンツアーにみなさん遊びに来てくださってありがとうございます」と流暢な日本語で挨拶。そして、ステージ中央に置かれたブラウンの椅子に腰を掛けると、生い立ちを語り始めた。

 「僕のお母さんは、韓国で元々女優をしてました。お母さんは、日本のお父さんと結婚しましたが、そのときにうちのお母さんは女優の仕事を引退。そして僕が生まれて、物心ついたときから僕は母親の意向でパクドルとしてデビューしました」

 その母親の姿をダラーに見てもらおうと、パクドル自らが描いた似顔絵を公開。決してうまくはないものの愛嬌のあるイラスト画に場内からは温かい笑いの声がこぼれた。

 MCが終わると、ピアノの音色が響き渡る。そのイントロだけで涙を誘うバラード曲「Sorry Sorry」を優しく歌い上げる。<Rewind the memories~♪>というサビに合わせながらフロアでは緑色のペンライトがユラユラと揺れる。その光景が曲の繊細な世界観をより際立たせていた。

 一転、薄暗い場内に、怒号にも似た雷の音が鳴り響く。そのなかで曲が始まる。アグレッシブなダンスナンバー「壊疑性ラプソディー」。パクドラゴンとTRIANGLE CONNECTIONは、バク転やバク宙などアクロバティックなパフォーマンスで曲の世界観を立体的に映し出していた。

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最終更新:5/2(火) 17:30
MusicVoice

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