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中学教諭の6割「過労死ライン」に達していた… 〝30秒で泣ける漫画〟の作者が描く「教員の長時間勤務」

5/5(金) 7:00配信

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 こんなに多くの先生たちが時間外労働の「過労死ライン」に達していたなんて……。ツイッターに投稿した漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題になった漫画家・吉谷光平さんが、教員の長時間勤務について描きました。

【漫画】「学校の先生」はこちら。〝30秒で泣ける〟と話題になった「男ってやつは」も掲載

漫画の内容は

校長:脱ゆとりだ!! 教育の時間と質を上げるぞ!!!

教諭:はい!!!

校長:部活にも力を入れよう!!! 給料は増えないけど子どものためなら出来るよね!!!

教諭:……はい

保護者たち:ブラック部活反対!!! イジメをなくせ!!! 障害のある子にも平等かつケアを!!! 不登校の子へのサポートを!!!

教諭:はぁ……先生も不登校になろうかな……

生徒:え? 先生も?

元のニュースはこちら

公立小中学校の教員の勤務時間が10年前と比べて増えたことが、文部科学省の調査で分かりました。

 調査は昨年10~11月、全国の小中学校400校ずつを抽出し、校長や副校長、教諭や講師らフルタイムで働く教員を対象に実施。小学校は8951人、中学校は1万687人が回答。その結果によると、小学校教諭は平均で平日1日あたり11時間15分(2006年度比43分増)、中学校教諭は同11時間32分(同32分増)働いていました。

 労災認定基準で使われる時間外労働の「過労死ライン」は、1カ月100時間または2~6カ月の月平均80時間とされています。今回の結果をあてはめると、小学校教諭の約2割と中学校教諭の約4割が100時間、小学校の約3割と中学校の約6割が80時間の基準に触れていることになります。

 疲弊する現場を手当てするため、文科省は(1)教職員の確保(2)仕事内容の見直し――の両方を進めたい方針です。調査では学校でのICT(情報通信技術)の活用状況や教員のストレスについても尋ねており、今年度中に公表します。ただ、今回得た「エビデンス」を元に財務当局を説得し、抜本的な改善が実現できるかは、まだ未知数です。

漫画作者・吉谷光平

 【よしたに・こうへい】 漫画家。サラリーマン生活や漫画家アシスタントなどを経て、月刊スピリッツの「サカナマン」でデビュー。月刊ヤングマガジンの連載「ナナメにナナミちゃん」の単行本1巻が発売中。ツイッターで公開した2ページ5コマの漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題に。

最終更新:5/5(金) 7:00
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