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NY外為市場=ドル軟調、低調な米自動車販売受けリスク選好度低下

ロイター 5/3(水) 6:46配信

[ニューヨーク 2日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、4月の米自動車販売が低調となったことで、連邦準備理事会(FRB)が予想よりハト派的になるのではないかとの見方が強まり、一時対円で6週間ぶりの高値に上昇していたドルは上げ幅を縮小した。ドルは対ユーロでも弱含んでいる。

4月の米自動車販売台数はゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>が6%減、フォード・モーター<F.N>が7.2%減と軟調。前日発表の経済指標では4月のISM製造業景気指数が昨年12月以来の低水準となるなど経済は全体的に低調ぎみとなっている。

マッコーリー(ニューヨーク)の世界金利・為替ストラテジスト、ティエリー・アルバート・ウィズマン氏は、「今回の自動車販売統計は広範な消費減速を反映しているという意味で大きなリスクをはらんでいる」と指摘。「FRBによる利上げは年内はあと1回のみとの見方を幾分支援する格好となった」と述べた。

リスク選好が強まるなかドル/円<JPY=>は一時0.4%高の112.30円まで上昇、3月21日以来の高値を付けた。ただその後はリスク選好が薄れたことでドルは上げ幅を縮小、終盤の取引では0.1%高の111.97円となっている。

終盤の取引でユーロ/ドル<EUR=>は0.3%高の1.0925ドル。

今週はFRBが2─3日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催。5日には労働省が4月の雇用統計を発表する。

今回のFOMCではFRBは政策を据え置くとの見方が大勢。市場は6月の次回会合で利上げに動くか示唆するか注目している。オアンダ(トロント)のシニア外為ストラテジスト、アルフォンソ・エスパルサ氏は「雇用統計で非農業部門雇用者数が軟調となれば、FRBにとり6月の利上げの論拠が少なくなることになる」としている。

(表はロイターデータに基づいています)

最終更新:5/20(土) 12:05

ロイター