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LINEみどりくじ 太っ腹キャンペーンがネットで話題に LINE Pay加入促進

5/3(水) 6:40配信

ZUU online

LINE <3938> は5月1日、同社の運営するコミュニケーションアプリ「LINE」のアプリ利用者を対象に、「LINEのグリーンウィーク」と題したキャンペーンを開始した。アプリ上で「みどりくじ」と呼ぶくじを友達同士で送り合い、当選すると最大100万円が当たる。総額5億円の太っ腹キャンペーンがネット上で話題となっている。

■結果報告やキャンペーンへの不満等 ネットの話題の中心に

「LINEのグリーンウィーク」は4月27日にWebサイトで発表され、5月1日より「みどりくじ」が配布される。ユーザーは付与されたみどりくじをアプリ上で友達へ送る。送った友達が当選した場合、当選金は送ったユーザーと受け取ったユーザーで半額ずつ支払われる。当選金は1等100万円が7本から5等の100円が300万本まで総額5億円以上となる。

5億円以上をユーザーに配布する太っ腹キャンペーンに見えるが、LINEにも思惑がある。アプリの利用を促す事も一つであるが、それ以上に重要なのが、LINE Payの加入促進である。当選金額はLINE Payの残高として支払われる事となっており、LINE Payアカウントを保有していないと当選金は受け取れない。またくじの開封には利用規約に同意する必要があるが、同意を行うとLINE Payアカウントが作成される仕組みとなっている。

ネット上では「みどりくじ」の当選結果の報告が相次ぐ。一方で半強制的なLINE Payアカウントの開設への違和感を訴える声も上がっている。アカウントの開設自体に費用は掛からないが、利用規約を読み飛ばして同意をしてしまうユーザーも少なくない。また、LINE公式アカウントも注意を促しているが、偽アカウントに関する情報もネットを飛び交っている。

LINEは過去にも同様のキャンペーンを行っている。昨年12月27日~1月3日にかけて行われた「LINEのお年玉」、3月23日~4月1日にかけて行われた「LINE桜くじ」に続く第3弾キャンペーンとなる。これまでのキャンペーンでは対象となる特定の有料スタンプを購入する事が参加の条件となっていたが、今回は全ユーザーを対象にしている。ネット上での話題が盛り上がるのも必然と言える。

■成長する電子マネー市場で生き残るために

同社がここまでキャンペーンを立て続けに打つのは、先ほど説明したように、LINE Payの加入促進が狙いである。LINE Payは同社グループが運営する電子マネーであり、コンビニやスーパー、インターネットショッピング等様々な場所で利用できる。利用可能店舗や入金可能な提携金融機関も順次拡大させており、成長の柱として期待されている。

2月に登録ユーザー数が1000万人を超え、決済金額も増加の一途を辿るが、登録枚数が1億件を突破した楽天 <4755> の「楽天Edy」等、先行するサービスからは大きく引き離された後発組となる。「Suica」等の交通機関系や「nanaco」、「WAON」等の小売系、「iD」等の通信系等、様々な業態からの参入が相次ぐ。

電子決済研究所等の調査によると、国内のプリペイドカード決済は2015年の約8兆円から2020年には倍増となる約16兆円まで伸びると見られる。市場の伸びは著しいが、ライバルも多く、群雄割拠の様相だ。

LINEのキャンペーンは電子マネー利用者の囲い込みを図る意味合いを持つ。市場に成長ビジョンを示す事の出来ていない同社は電子マネー市場の成長に大きな期待を寄せる。総額5億円という太っ腹キャンペーンに見えるが、LINE Pay利用者の増加に繋がるのなら、同社にとっては高い出費では無いのかもしれない。(ZUU online編集部)

最終更新:5/3(水) 6:40
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