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客層考え、総菜メニュー増やす 小高で営業再開・三上魚店

5/3(水) 11:30配信

福島民報

 福島県南相馬市小高区仲町の鮮魚店「三上魚店」は3月上旬から小高区での営業を再開している。店主の三上隆さん(55)は「小高に戻ってきて良かった」と感慨深く語る。
 「タコはうちで切ってるからうまいよ。サヨリもお薦めだね」。新鮮な魚を前に、三上さんとお客の会話が弾む。東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示が解除されてから約10カ月、小高に少しずつ戻ってきた日常の風景が三上さんにとっても懐かしく、うれしい。
 原発事故後は自らも避難生活を送りながら、同市鹿島区の仮設住宅近くの仮設店舗で営業を続けてきた。だが、いずれ小高に戻ることは決めていた。「初めは6年も避難が続くとは思わなかった」と振り返る。
 帰還しているのは1人~2人暮らしの高齢者世帯が多いため、煮付けやフライなど総菜メニューの品ぞろえを増やした。「徐々に帰ってくる人が増えてきたかな」。お客との触れ合いを通じて日に日に大きくなる復興の足音を感じている。
 営業は午前10時から午後6時半。月曜日と第1、第3日曜日は休み。問い合わせは同店 電話0244(44)2325へ。

福島民報社

最終更新:5/3(水) 12:13
福島民報