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第一原発3号機透視調査開始 東電ミュー粒子を活用

5/3(水) 12:06配信

福島民報

 東京電力は2日、福島第一原発3号機の原子炉内の溶融燃料(燃料デブリ)の状態や位置などを把握するため、物質を通り抜ける性質を持つ宇宙線の一種「ミュー粒子」を使った透視調査を開始した。デブリ取り出しの手法絞り込みに役立てたい考えだ。
 ミュー粒子はほとんどの物質をすり抜ける一方、燃料デブリなど密度の高い物質にぶつかると吸収されたり方向が変化したりする。このため、ミュー粒子を観測できる測定装置を使うと、原子炉内部をエックス線写真のように透かして見ることができる。
 東電は1号機で平成27年2月から、2号機で28年3月から数カ月かけて透視調査を実施した。測定データを分析したところ、2号機では圧力容器の底に燃料デブリとみられる物質の黒い影が確認された。
 3号機では汚染水の中を移動する遠隔操作ロボットで、格納容器の底にたまったデブリを直接調べる準備が進んでいる。

福島民報社

最終更新:5/3(水) 12:22
福島民報