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“Shibuya“ が発信する未来のワークスタイル

5/3(水) 7:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

長時間労働、終身雇用、正社員主義……長く続いてきた日本の働き方を見直そうという機運が高まっている。硬直化した働き方では、イノベーションが生まれないということに皆、気づき始めているからだ。

2016年は「働き方改革元年」だったと言われる。電通の新入社員の過労自殺や政府の「働き方改革実現会議」の設立などがきっかけとなり、リモートワークや残業規制など改革の議論は高まった。そうした機運の中、多くのスタートアップが生まれる渋谷では、区内の企業や行政、NPO、市民らでつくる「SHIBUYA LIFE & CULTURE LAB」プロジェクトが中心となり、渋谷発の新しいワークスタイルを発信しようとする動きが始まっている。

4月22日、渋谷の「東京カルチャーカルチャー」で開かれたキックオフイベントには長谷部健・渋谷区長も参加。個人のワークスタイルの変革を追ってきたライフハッカー[日本版]の編集長・米田智彦と、週刊誌「AERA」で働き方についての特集を手がけてきたBUSINESS INSIDER JAPAN統括編集長の浜田敬子が今後の日本に求められる働き方について議論した。冒頭、長谷部区長も飛び入り参加したセッションの一部を紹介する。

(以下、敬称略)

マインドセットを変えることが必要

米田:長谷部さんに聞きたいのですが、渋谷区ならではのワークスタイルってあるんですか?

長谷部:役所は今まで陳情やなど、受身の仕事ばかりしてきました。今後は区役所からアイデアをどんどん表に出して攻めていきたい。企業や区民など渋谷区を愛してくれるステークホルダーと連携する働き方が実現すればいいなと思っています。

浜田:働き方改革に注目が集まっていますが、単なる働き方だけでなく、今、仕事って何だろう、働くって何だろうと、組織と自分のあり方の関係性を見直し始めている人が多い。人生が100年の時代になり、単にワークスタイルだけでなく、人生における仕事の意味を捉えなおす動きも出ています。

長谷部:環境問題も、90年代は酸性雨や排ガスなど汚染の問題に注目が集まっていたが、それが今、問題をどう解決するかという議論に行き着きました。結局、真の解決法は、個人がライフスタイルを変えていくことや、生活に対する意識を変えていくことなどマインドの変化が必要不可欠。この文脈で働き方やライフスタイルの見直しの潮流が来ていると考えています。(ここで長谷部区長が退場)

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