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プレーン・パッケージ規制で喫煙率激減、英研究

5/3(水) 17:54配信

The Telegraph

【記者:Henry Bodkin】
 たばこの箱の色や大きさ、書体などを画一化するプレーン・パッケージ規制には効果があり、英国では導入から1年間で喫煙者30万人の減少が見込まれるとの研究結果が発表された。

 2012年に同規制を導入したオーストラリアのデータによると、最初の1年間で喫煙者数の激減が見られたという。

 英国では20日からプレーン・パッケージ規制が施行される。

 たばこ製品の広告とスポンサーに対する長年の法的取り締まりによって、各メーカーは消費者に最大限アピールする箱のデザインに注力してきた。

 今回、研究者らが調査した他のデータによると、プレーン・パッケージは禁煙を試みるケースを4%上昇させたほか、非喫煙者が喫煙を始める確率を下げることが示された。

 研究結果をコクラン(Cochrane)のレビューに共同執筆した英オックスフォード大学(Oxford University)のジェイミー・ハートマン・ボイス(Jamie Hartmann-Boyce)氏は、「私たちが示すエビデンスが示唆しているのは、標準化したパッケージによって、人々の喫煙に対する姿勢と考え方が変わり得ること、さらには喫煙率を下げ、禁煙をより促すかもしれないということだ」と述べた。

 研究チームは、オーストラリアでの喫煙率がプレーン・パッケージ導入後の1年間で0.5%減少したことを確認した。これに相当する英国での影響は、喫煙者の包括的な減少に加えて、30万人が禁煙、あるいは同等数が喫煙を始めないことだという。

 オーストラリアでは、2012年以前からたばこの箱に健康被害を警告する「衝撃的」な図柄が表示されている。同国で急速に低下した喫煙率をめぐっては、カラフルではなくて面白味のないパッケージが特に作用したことが示唆されている。

 欧州連合(EU)の規制から派生した英国の新規制では、たばこの箱は長方形で単色、ちょうつがい付きのふたではなく、押し上げ式のふたで、書体を統一する必要がある。【翻訳編集】AFPBB News

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最終更新:5/3(水) 18:13
The Telegraph