ここから本文です

“史上最強のデブ”帰還! 君はサモ・ハンを知っているか?

5/3(水) 12:01配信

dmenu映画

4月上旬、香港アクション映画界の大スターであるサモ・ハンが来日しました。あのジョディ・フォスターも出演したTOKYO MXの人気情報番組「5時に夢中!」にゲストとして登場するなどして注目を集め、彼の話題がSNSでも大いに盛り上がりました。

【画像】『イップ・マン』シリーズ ドニー・イェン

しかし、11年ぶりに日本へとやってきた彼に大喜びした人たちの年齢層は、どうやら30代なかば以降に集中しているようで、若い人たちからすると「サモ・ハンって誰?」「ただの太ったオッサンじゃないの?」「サモ飯って美味しいの?」といった具合に、いまいち彼がなぜ大物なのかが知られていないように思えます。

実際に見た目は太ったオジサンですし、名前もサモ・ハンかと思えばサモ・ハン・キンポーと表記される場合もあったりして、「?」となってしまうのも無理はないかもしれません。でも、彼は“ただの太ったオジサン”ではなく、“太ってはいるけど、ものすごいオジサン”なのです。

“デブなドラゴン”だから“デブゴン”!

彼が香港アクション映画界の大スターであるゆえんの最たるものとが、その経歴の長さと凄さです。10歳で中国戯劇研究学院に入ってカンフーを猛特訓した彼は、同じ学院の生徒であったジャッキー・チェンやユン・ピョウらと“七小福”なるグループを組まされて武術ショーに出演。それと同時に子役としても活躍し、映画界と関わるようになってスタントマンとなります。

やがて、『グランド・マスター』(2012年)のウォン・カーウァイや『グリーン・デスティニー』(2000年)アン・リーがリスペクトする巨匠キン・フーの『迎春閣之風波』(1973年)『忠烈図』(1975年)で武術指導を手掛けたのを機に注目されます。

数々のアクション映画に出演し、武術指導も任されるようになり、『燃えよドラゴン』(1973年)ではブルース・リーと共演。彼と総合格闘技的なバトルを繰り広げる数分にも満たないシーンですが、その濃密かつ迫力に満ちたファイトぶりはマニアの語り草となっています。

そして1980年に、同作とブルース・リーへのオマージュとリスペクトをたっぷり詰め込んだ主演作『燃えよデブゴン』(1980年)でスターに。同じころ、ジャッキーも『ドランク・モンキー/酔拳』(1978年)や『クレージーモンキー/笑拳』(1978年)などのコメディとカンフー・アクションを融合させた作品で人気を博しており、ともにカンフー・アクションに“笑い”の要素を持ち込んで同ジャンルの潮流を大きく変えていったのです。

1/2ページ

最終更新:5/3(水) 12:01
dmenu映画