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予想が気持ちイイくらい大ハズレ!フランス大統領選挙がどんな状況か知ってますか?

5/3(水) 8:00配信

選挙ドットコム

予想が気持ちイイくらい大ハズレ!フランス大統領選挙がどんな状況か知ってますか?

2017年の一大政治イベントとされるフランス大統領選は、二大会派と極右勢力の戦いという当初の予測から大きく外れたことで話題になっています

今回決選投票に進んだのは新興政党「前進!」のエマニュエル・マクロン氏と移民批判を繰り返す極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン氏です。これまでの大統領選では主に二大政党を中心に左派と右派の戦いが繰り広げられていましたが、今回初めてどちらにも属さない2名の候補による決選投票が5月7日に行われることとなりました。

フランス大統領選の争点は?

今回の大統領選の争点は、大きく治安と経済です。治安については、2015年にはパリで、2016年にはニースでテロが発生するなど、パリのテロ以降230人もの人が犠牲になっています。そのため、いかにして治安を改善するか、移民問題にどう対応するかというのが1つの焦点になっています。

経済については、フランスは2009年アメリカのリーマンブラザーズ破産による恐慌以来、不況から抜け出せていません。オランド政権が景気を回復させられなかったため、この問題は次期政権に重くのしかかることでしょう。

大きく異る、マクロン氏とルペン氏の政策

マクロン氏とルペン氏の政策は大きく違います。それぞれ簡単に見ていきましょう。

マクロン氏の政策の特徴を一言でまとめれば「経済政策」です。現オランド政権でかつて経済担当大臣を務めた経験もあります。政策の詳細を見ていくと、週の労働時間を35時間に制限する労働規制を「短すぎる」として批判したり、経済担当大臣時代に小売店の日曜日の営業を年5日に制限していた規制を12日に緩和する通称マクロン法を提出して可決させたりと、政策的には規制緩和を中心としたものです。また、EUの価値に重きを置く「グローバル主義者」であり、EU拡大の推進や移民の拡大を訴えています。

ルペン氏の政策の特徴を一言でまとめれば「反移民」です。移民の受け入れがフランス国内の雇用や治安を破壊するなどと訴え、EU離脱を問う国民投票の実施を公約として掲げるほか、国境管理の徹底や移民の受け入れを大幅に制限することを主張しています。一方経済政策については、労働時間は現状維持、中小企業への貸付の金利をゼロにするなど、マクロン氏と一線を画したものになっています。

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