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980円のドコモ新「シンプルプラン」は強烈な格安スマホ潰しだ

5/3(水) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

NTTドコモが絶好調だ。

4月27日に発表した2016年度通期の決算は、売上高にあたる営業収益は4兆5846億円(前年度比1.3%増)、営業利益は9447億円(前年度比20.7%増)。2期連続の増収増益である。

その決算会見の中で、同社は新料金プラン「シンプルプラン」を発表した。月額980円で家族間の通話は無料、それ以外の通話は30秒20円かかる料金体系となっている。

これまでのNTTドコモの料金プランといえば、音声通話が何回、何分でもかけ放題の「カケホーダイプラン」もしくは、1回5分までの通話が無料となる「カケホーダイライトプラン」が中心だった。

NTTドコモの吉澤和弘社長は「これまでカケホーダイを提供してきたが、通話をしない人向けのプランが求められていた。LINEで通話をする人が増えている影響もあるが、とにかくそういうお客さんが多い。980円で充分にコミュニケーションができる。要望に応える形で実現した」と導入の経緯を語る。

月額980円のプランは単独では契約できず、家族と複数回線でデータ通信量を分け合って使う「シェアパック」と組み合わせる必要がある。家族3人の場合、代表回線では月額6980円がかかるものの、ほかの家族2人はそれぞれ月額1780円で回線が持てるようになる(シェアパック5、代表回線が15年利用の場合)。NTTドコモとしては、この「1780円」という数字を強調したいのだろう。

15年契約している長期ユーザー(この例ではお父さん)と、家族2人でシェアパック5(データ量5GB)を分け合うと、家族の月額料金は1780円ですむ計算。通話をLINE電話などで済ませれば、通話料金はかからない。

この1年、NTTドコモはソフトバンクの格安スマホ「ワイモバイル」の躍進に悩まされてきた。

ワイモバイルは”月額1980円でスマホが持てる”という点をアピールし、CMを大量に投入している。昨年、社長に就任したばかりの吉澤氏にインタビューした際、「ドコモユーザーだった人が、初めてのスマホを持ちたいと思った際、ワイモバイルを選び、MNPで流出する状況が続いている。この流れを食い止めなくてはいけないと思っている」と本音を語ったことがあった。

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