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輸入車もSUVシフト強める

5/3(水) 13:10配信

ニュースイッチ

背景に人類のカジュアル化!?3年後に世界で3000万台市場に

 日本メーカーだけでなく輸入車もスポーツ多目的車(SUV)シフトを強めている。

 メルセデス・ベンツ日本(東京都品川区)は4月、小型SUV「GLA」を3年ぶりにフルモデルチェンジして、販売開始した。外観には同社の多くのSUVに施されているパンチドグリルを採用したほか、リアコンビネーションランプなども改良。走行性能を高めつつ、SUVのオフロード特性をより強調したデザインに仕上げた。

 また、駐車を支援する後方カメラや自動ステアリング操作機能を全モデルに採用した。上野金太郎社長は「運転が苦手な人でも安心して乗れる1台」と自信を示す。

 日本市場でSUVのラインアップ強化に乗り出すのは、プジョー・シトロエン・ジャポン(東京都渋谷区)。プジョーブランドのSUVとして、新たに2車種を17年中に追加し、計4車種に拡大する。

 3月に発売した「3008」のディーゼルモデルとして「3008GTブルーHDi」を今夏に、3列7席タイプの新型車「5008」を今秋にそれぞれ投入する予定。クリストフ・プレヴォ社長は「SUV市場の競争において、新たなラインアップが我々の成長を支えてくれる」と新商品に期待する。

 SUVは今や欧米をはじめ、世界最大市場の中国でも販売を伸ばしており、その人気は世界的な広がりを見せている。

 米国では乗用車の販売が苦戦する一方で、ガソリン安を追い風にSUVなどの需要が堅調に推移している。

 米調査会社オートデータがまとめた米国の17年3月の新車販売実績は、前年同月比1・6%減の155万5859台と3カ月連続の減少となった。しかしながら、SUVを含めた小型トラックは、同5・2%増の94万3860台と伸びた。
 
 SUBARU(スバル)の吉永泰之社長はSUV人気の背景について「人類が“カジュアル化”している」との見解を示す。車に限らず、衣服などあらゆるモノがカジュアルになっていると指摘。「前から予想していたがフォーマルからカジュアルへの流れは当面続くだろう」と予測する。

 調査会社IHSオートモーティブによると、世界のSUV販売台数は2015年の2200万台から20年には3000万台に達する見通し。今後も世界的な“SUVブーム”を追い風に、各社の開発競争も引き続き過熱しそうだ。

最終更新:5/3(水) 13:10
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