ここから本文です

トランプ大統領、金正恩氏との会談に「実現すれば名誉」 ケンコバ「吉祥寺あたりでやったらいい」

5/3(水) 19:53配信

AbemaTIMES

 アメリカの北朝鮮研究グループ「38North」は4月19日に北朝鮮西岸・南浦の造船所を撮影した衛星画像を公開。画像にはSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)に使われる2基目の発射台が写っていたと発表した。

 一方、日本では1日夜、米軍無人偵察機「グローバルホーク」が東京・横田基地に着陸。グローバルホークの拠点はグアムだが、台風の影響を避けるために10月まで横田基地に拠点を移した。今後、北朝鮮による弾道ミサイル発射や核実験に関する情報収集などを行うとみられ、最終的に5機が横田基地に配備される計画だ。

 北朝鮮情勢が緊迫する中、アメリカのトランプ大統領が米朝首脳会談に言及した発言が波紋を呼んでいる。

 アメリカのブルームバーグ・ニュースが1日に公開したインタビューの中で、トランプ氏は「金委員長との会談が、私にとって適切であれば当然行う。実現すれば名誉なことだ」と条件付きで北朝鮮の金正恩委員長と会談する意向を示した。ただ、具体的な条件については、言及していない。

 さらにこの発言に先立ち、30日放送のテレビ番組では「彼(金委員長)が父の後を継いだのは26歳か27歳。彼の父が亡くなった時だ。彼は将官など非常にやっかいな人物と対峙してきたが権力の座につくことができた。彼が賢い人物なのは明らかだ」と金委員長を認める発言もしていた。

 トランプ氏の北朝鮮に対する一連の発言の真意は何なのか。北朝鮮情勢に詳しい拓殖大学大学院・武貞秀士特任教授は「米朝会談はあり得る。トランプ氏は中国の役割に期待していたが、中国に対して少しずつ失望し始めている。自分が期待しているような北朝鮮の説得というものを中国がしてくれそうにない。それならアメリカが単独で出ていかざるを得ない」と分析した。

 また、米朝直接対話の計画は「実は3月にも米朝の非公式な協議を予定していた。しかし、2月13日にクアラルンプールで金正男暗殺事件が起きて、国際世論を考えると、米朝が接触する時期ではないということで見送った経緯がある。だから米韓合同軍事演習が終わった5月以降、少し緊張が和らぎつつある時が非公式な協議のタイミング。その先に、米朝首脳会談も現実になってくる」と解説した。

 アメリカの外交政策に詳しい上智大学・前嶋和弘教授は「北朝鮮に対するアメリカの熱が上がっているし、北朝鮮も色々な実験をしている。こうなってくるとどこかで落とし所を見つけないといけない。その結果、金正恩氏を持ち上げる発言につながった」と分析する。

 仮に米朝首脳会談が実現したとして、その肝心の中身について前嶋氏は「米国は、基本的には『核を放棄しろ』と言うだろう。核を放棄すれば金正恩体制は残すよ、と。場合によっては米朝平和条約の締結まで持って行く可能性もある。そうなると北朝鮮としては安泰」と予想する。

 さらに前嶋氏は、実は北朝鮮サイドも、米朝会談を望んでいると指摘。「北朝鮮はサシで話して落とし前をつけたい。金王朝の存続をアメリカに確約してもらうために、ぜひアメリカに出てきて欲しいと思っている。だから今は、世界を挑発している」

 米朝首脳会談が実現すれば、初めて現職のアメリカ大統領と北朝鮮のトップが会うことになる。気になる会談場所について前嶋氏は「日本だとアメリカに近すぎる。中国はひとつ大きな案としてあると思う。米朝ともうひとつ出てきた方がやりやすい。それが中国」。MCでお笑い芸人のケンドーコバヤシは「吉祥寺あたりでやったらいい。アメリカと北朝鮮の間をとって。住みたい街の1位ですから。2人とも気分良くしてくれたら。2人でスニーカーとか見にいってね」と思い切った提案。

 前嶋氏は北朝鮮を巡る緊張状態は、5月9日の韓国・大統領選挙がピークだと見ている。落とし所は一体どこになるのか?注目が集まる。

(AbemaTV/AbemaPrimeより)

最終更新:5/3(水) 19:53
AbemaTIMES