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サトノアーサーなど、今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース

5/4(木) 13:09配信

netkeiba.com

 今週の栗東は雨が降らなかったこともあり、2日の坂路馬場では調教前にしっかりと散水したくらい。同日は直接坂路馬場でウッドチップの状態を見たが、決して走りにくいといった印象はない。むしろ適度にクッションが利いている感じで、入れ替えたウッドチップも馴染んでいるのではないだろうか。

 3日の坂路馬場での時計の出方を見ると、やはり基準時計にかなり近づいてきた。それでも関係者によっては「まだ時計がかかる」といったコメントも聞かれるが、これについてはよほど馬場が荒れた時間帯でないかぎり、馬自身の状態に問題があると考えてよいだろう。Cコースはこれまで同様、走りやすい状態なので、ようやく追い切りを見て、その時計を直接、予想や馬券に役立てることができそう。

【坂路/4F51.9秒】
 3日。一番時計はカジキ(栗東・笹田和秀厩舎)とリバーサイドパーク(栗東・森秀行厩舎)の4F50.5秒。4F50秒台はもう1頭おり、4F51秒台は9頭。うち6頭は51秒台前半なので、これは走りやすい馬場状態だからこそ出る時計と判断したい。

 新潟大賞典に出走予定のジュンヴァルカン(栗東・友道康夫厩舎)は藤岡康太騎手が跨って、4F53.7秒と全体時計は平凡。しかし、道中は馬の気分に任せており、最後も軽く手綱を緩めた程度。それで4F目が最速になるラップが踏めており、この馬にとっては時計を要する先週の馬場で4F51.3秒をマークしていただけに、軽くとどめたかった今週が走りやすい馬場でよかったという感じ。

 4日。目立って追い切りで動くようなタイプがいなかっただけに、一番時計はシュンヒーロー(栗東・川村禎彦厩舎)など3頭がタイでマークした4F51.6秒。3頭が追い切られた時間帯は朝一番、1回目のハロー直後、2回目のハロー直後。時計が出やすい時間帯ではあったものの、この時間ならきっちりと時計が出る馬場であったことは確か。なお、全体的な時計の出方は前日と変わっていない。

 先週の馬場差が「+0.2秒」。今週は冒頭から記しているように、時計を要した馬場と判断する材料が全くない。実際、ある程度の時計も出ているだけに、馬場差は、3日、4日とも『±0.0秒』で記録している。

【CW/5F66.5秒】
 3日。オープンクラスになると、全体も終いもしっかりと時計を出してくるし、出しやすい馬場。そんな印象を受けるが、実際、5F65秒を切ってくるような馬はみなオープン馬で、未勝利にもかかわらず、このくらいの時計で動ける馬はきっかけひとつで連勝すら期待できる能力を持っているのではないだろうか。

 障害に転向して、その素質を開花させたマドリードカフェ(栗東・荒川義之厩舎)。障害練習をした後、CWコースに入場しての追い切り。行きたがる素振りを見せないのに、前半から速いラップを刻んで、最後が最速になるラップでフィニッシュ。時計は6F79.1~5F64.2~4F50.6~3F37.6~1F12.0秒と素晴らしく速い。無事ならJG1の頂まで止まることなく突っ走ることができる素材。まずは今週末のオープンでどんなレースを見せてくれるかだろう。

 4日。木曜日だったが意外と追い切り頭数が多い。馬場の状態に関しては前日と特に変わった印象はない。ただ2回目のハローが終了した時間帯の追い切りはさすがに少なかったが、そこで注目は日本ダービー(5月28日・東京芝2400m)の出走を予定しているサトノアーサー(栗東・池江泰寿厩舎)。その3週前にあたる今回の追い切りはロードプレミアムとの併せ馬だった。

 3馬身ほど追走して、最後の直線は内から並びかける形。相手をあっさりと交わして、大きく先着と思われたが、相手の手応えにも余裕があり、最後は僅かに先着か同入といった感じ。これだと少し物足りなく感じるかも知れないが、全体を使ったフットワークはこの馬らしさが出ていた。時計は4F53.3~3F38.2~1F11.8秒。来週以降はもっと迫力のある動きになってくるだろう。

 先週の馬場差は「-0.5秒」。今週は雨も降らず、馬場状態としては特に変わりない。よって馬場差は、3日、4日とも先週と同じ『-0.5秒』で記録している。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 今週は芝馬場での追い切りは確認できていない。今後は2歳新馬の追い切りも始まるので、使用されることもあると思うが、状態に関しては雨の影響もない。よって、3日、4日ともに『±0.0秒』の馬場差で記録している。

 ポリトラック馬場はウッドチップの状態が安定してきたこともあり、追い切り頭数はかなり減ってきた。馬場差は3日、4日とも『-1.0秒』で馬場差を記録している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

(取材・写真:井内利彰)

最終更新:5/4(木) 13:09
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