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川勝氏、溝口氏 陣屋回りに汗 たこ場で“前哨戦”

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/4(木) 7:58配信

 6月の知事選(8日告示、25日投開票)への出馬を表明している現職の川勝平太氏(68)と新人でバルセロナ五輪柔道女子銀メダリストの溝口紀子氏(45)が3日、浜松市内で開幕した浜松まつりのたこ揚げ会場を舞台に「前哨戦」を繰り広げた。2人が直接顔を合わせる場面はなかったが、ともに精力的に陣屋を回り、浜松市民への売り込みに力を入れた。

 川勝氏は支援を受ける県議らの案内で、約2時間かけてほぼ全ての陣屋に足を運んだ。知事在職が2期8年に及び、知名度は抜群。多くの来場者から握手や初子の抱っこなどを求められ、笑顔で応えた。

 陣屋回りの最中、知事選を巡って対立した自民党県連の塩谷立会長(衆院静岡8区)と鉢合わせする一幕もあった。塩谷会長の地元関係者から「敵が来た」と水を向けられると、川勝氏は「(きょうは)手打ちだ」と声を張り上げ、会場の雰囲気を和ませた。

 川勝氏は「どこも温かく迎えてくれて幸せ」と上機嫌。2日に知事選への候補者擁立を断念したばかりの自民党県連と自らを「夫婦」に見立て、「けんかを表に見せると恥ずかしい」と融和的な発言に終始した。

 川勝氏のゴールデンウイークは、4日が公務で演劇鑑賞、5日以降は「勉強」という。

 溝口氏は正午すぎから、法被姿でたこ揚げ会場の陣屋を1人で回り始め、飛び込みでまつり参加者に名刺を配り歩いた。約2時間で配った名刺は千枚近く。陣屋から「選挙、頑張れよ」の声がかかると笑顔で応え、握手を求め駆け寄った。

 まつり参加者からは川勝氏が同市西区で建設を目指す新野球場の話も投げ掛けられた。建設反対を主張する溝口氏に「風の強い場所に造るのは反対」と同調する声の一方、「反対はダメ」と意見する人も。「忌憚(きたん)のない声を聞けるチャンス」と溝口氏は真剣に耳を傾けた。

 まつり初日の手応えは「『県政を変えて』という声が多かった」。自民党県連の候補者擁立断念を受け、「悔しい気持ちは私が受け継ぐ。声なき声を集め、打倒川勝知事に向けて結果を出したい」と意欲をみなぎらせた。4日も午前から陣屋を回る予定。

静岡新聞社

最終更新:5/4(木) 13:26

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS