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待望のダイヤモンドプレミア登場 特集・JAL福岡国内線新ラウンジ(前編)

Aviation Wire 5/4(木) 12:34配信

 ゴールデンウィークも中盤に差し掛かり、帰省先から自宅へ戻る人もいるだろう。航空会社を多頻度で利用する人にとって、空港のラウンジは搭乗するまでの「すきま時間」を活用するために便利な場所だ。

【JAL福岡空港の最上級ラウンジ】

 日本航空(JAL/JL、9201)では、2016年6月に新設した新千歳空港の国内線最上級ラウンジ「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」と、リニューアルした。一般マイレージ会員向け「サクララウンジ」を皮切りに、出張や家族連れの旅行など、さまざまなタイプの利用者のニーズにあった座席配置や施設を取り入れている。

 新千歳に続き、2月28日に那覇空港、3月28日に広島空港のサクララウンジが、相次いでリニューアル。3月30日には、福岡空港にもダイヤモンド・プレミアラウンジ(DPラウンジ)がオープンし、サクララウンジも新千歳から始まった新コンセプトのものに生まれ変わった。

 今回の写真特集では、多頻度利用者にとっては待望のDPラウンジと、装いを新たにしたサクララウンジを取り上げる。

◆北から南までコンセプト統一

 DPラウンジは、マイレージサービス「JALマイレージバンク(JMB)」の最上位であるダイヤモンド会員と、上位会員制度「JALグローバルクラブ(JGC)」のプレミア会員、国内線ファーストクラスの乗客が利用できる。

 羽田と新千歳、伊丹に続く4カ所目。新千歳のラウンジと同様、「日本のたたずまい」をデザインコンセプトに、羽田国際線ラウンジも手掛けたインテリアデザイナーの小坂竜氏と、小坂氏と空間デザインを手掛ける竹内宏法氏が担当し、日本の素材を活かしながらも現代的な空間に仕上げた。

 JALの柏頼之・執行役員は、「これまでは各空港バラバラなところもあったが、北から南まで(コンセプトが)統一される。福岡はターミナル改修が進む中でラウンジの改修を進めてきた。国内空港ではナンバーワンのラウンジだと自負している」と胸を張る。

 和の素材や福岡の伝統工芸を随所に織り交ぜて、空間を演出する。面積はDPラウンジとサクララウンジを合わせ、従来と比べて2倍以上の広さになった。ほぼすべてのエリアが窓に面し、開放的な空間にした。

 大半の座席には、電源コンセントを設置。手荷物の収納スペースを設けるなど、座り心地と利便性にもこだわった。出張や家族連れなど、さまざまな利用客を想定したレイアウトを取り入れた。

 室内には、デジタルコンテンツなどを手がけるチームラボ(東京・文京区)が手掛ける、日の出とともに明るくなり、日の入りとともに暗くなる作品『空書と鶴-有明』や、書家の紫舟氏による無限大のマーク「∞」をモチーフとした書を掲げる。

 竹内さんは、「開放的な大きな窓で、これまで以上に広さを感じられる。福岡や九州の伝統工芸、若手作家の作品をそろえたので、新しい福岡や九州の魅力を発見してもらえるのでは」と期待を寄せた。

◆滑走路一望できる席も

 新設したDPラウンジは、大別すると5つのエリアで構成。羽田や新千歳、伊丹と同様、軽食をサービスする。ダイニングエリアにかまど型や横長のテーブルを設け、福岡の伝統工芸である上野焼(あがのやき)や小石原焼きを間仕切りとして配した。

 軽食は、ビュッフェスタイルで提供。パンやおにぎり、福岡限定となる熊本県産「万次郎かぼちゃ」を使った特製スープやみそ汁を揃える。

 パンは、JAL国際線ラウンジで提供しているオリジナルカレーをベースに、フォカッチャの生地で包んだ「JAL特製焼きカレーパン」をはじめ、三日月屋のクロワッサン、JAL特製の高菜パン、福岡産あまおうを使ったJAL特製のストロベリーデニッシュを提供。おにぎりは鶏飯と明太子を用意する。カレーパンの提供は、午前11時30分から。

 滑走路を一望できるカウンター席や、2人連れが利用できるペア席を用意。奥に用意したメインエリアには、くつろぎと収納機能を両立させた、みこしのようなソファを中央に設け、各席のプライバシーを確保しながら、手荷物を収納しやすくした。

 一番奥のスペースには電動マッサージチェアを2台置き、隠れ家のようなくつろぎの空間にしたという。

 また、DPラウンジの利用者専用の保安検査場を設置。空港全体の改修工事の進捗により、正式オープンは今秋を予定しており、現在は仮の専用保安検査場を設けている。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:5/4(木) 23:33

Aviation Wire