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こどもの国 坂緩やか、園内快適に 年50万人視野に整備へ

5/4(木) 12:38配信

琉球新報

 【沖縄】沖縄市の動物園「沖縄こどもの国」で、来園者の安全面を向上させるため、坂道の傾斜を緩める整備工事が進んでいる。1年のうち客足がピークを迎える夏場までに全工程を終える計画だ。同園の年間入園者数は近年増加傾向にあり、来園者の快適性を高めることで、初の50万人の大台が目前に迫る。

 園内は起伏の激しい地形のため、保育園の遠足で訪れる子どもたちやベビーカーを押す家族連れ、高齢者にとって横転などの不安があった。坂道をS字型に改良して傾斜を緩めるほか、一部の急な坂道を封鎖して別の通路を造る。

 工事は昨年の夏休み明けに着工し、現在も狭い道幅となっている。来園者からは苦情もあるが、改良を喜ぶ声も多いという。4月17日に夫と3歳の娘と訪れた上原信子さん(42)=うるま市=は「これまでは坂が急で、子どもを抱っこして歩いていた。坂が緩くなれば(安全面で)助かる」と笑顔で話した。

 2016年度の入園者数は、02年のリニューアル後で最多を記録した前年度より1565人減の45万6537人となったが、工事中で通路の快適性が悪かったにもかかわらず、45万人台を保った。保育園や小学校低学年の遠足需要が増えているほか、中国など外国人の個人客に対する知名度も高まっているという。

 入園者数の過去最高は、遊園地がオープンした1990年の49万6874人。「まずは50万人を突破したい」という高田勝園長は、来園者を増やす取り組みについて「職員の質を高めることが必要だ。展示方法や動物の生態の説明などを通し、リピーターが増えるような意識を持っていきたい」と力強く語った。

琉球新報社

最終更新:5/4(木) 12:38
琉球新報