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【広島】中村祐、プロ初登板初先発初勝利!「感謝しかないです」

スポーツ報知 5/4(木) 6:06配信

◆広島7―4中日(3日・マツダスタジアム)

 勝利の瞬間、初々しい笑みを浮かべ、先輩たちに頭を下げた。中村祐がプロ初登板初先発で勝利投手になった。5回裏に代打を送られたが、その回に味方が逆転。5回3失点の4年目右腕に、白星が転がり込んできた。「集中して投げられました。夏場に1軍に上がれればと思っていたので、(初勝利は)早かった。感謝しかないです」と喜んだ。

 ジョンソン、床田の離脱などで巡ってきたチャンス。5安打されたが、最速147キロの直球を軸にスライダー、カーブを織り交ぜて3失点にとどめた。昨年は右肩痛で2軍でも10試合で投げただけ。「苦しかったです。3軍のコーチ、トレーナーのおかげでもあります」と感謝も忘れなかった。

 親の“反対”を押し切りプロ入りした。関東第一高3年時、強豪大学の推薦入試の話が続々と届いた。父・太さん(49)は大学進学を勧めた。だが、中村祐はすべて受験を断り、プロ志望届を出した。太さんは「昔からすごく優しいんです。人に対して譲る部分もあるし、競争もしない」と性格を評すが、強い意志を示した息子のプロ入りを認めた。「1軍に上がるまでは試合を見に来ないで」と家族の観戦を断っていた中村祐はこの日ようやく両親と兄を招待。ウィニングボールは「母にあげます」と20日が誕生日の母・朱美さん(49)へプレゼントした。

 緒方監督も「よく投げてくれた。思った以上にいい真っすぐを投げていた」と称えた。先発の台所事情が苦しいなか、4年目の右腕が大きな仕事をした。(酒谷 裕)

 ◆中村 祐太(なかむら・ゆうた)1995年8月31日、東京・江戸川区生まれ。21歳。関東第一高では楽天・オコエの2学年先輩で2年センバツで4強。13年ドラフト5位で広島入り。入団時にドジャース・前田健太を目標に掲げフォームが似ていることから「マエケン2世」と呼ばれる。182センチ、80キロ。右投右打。年俸450万円。

最終更新:5/4(木) 19:55

スポーツ報知