ここから本文です

【巨人】小林、今季初のV打点は執念の逆転打!「これだけ打ててないので勝負してくるだろうと」

スポーツ報知 5/4(木) 6:06配信

◆巨人4―1DeNA(3日・東京ドーム)

 巨人の小林が執念の逆転打だ。1点を追う2回2死二、三塁、中前に落ちる2点タイムリーで、今季初の勝利打点を挙げた。今季ここまで打率1割6分3厘と打撃が低調。連日の活躍で名を上げたWBCでのラッキーボーイぶりを取り戻せるか。チームはDeNAに連勝し、4カードぶりに勝ち越し。大竹寛が7回途中1失点で、今季3勝目をマークした。

 試合後、会見場に現れた小林は「勝てて良かった」と切り出した。打っては初の決勝打、守っては4投手を好リードして1失点に抑えた。ホッとした表情を浮かべながら大粒の汗を拭った。

 殊勲の一打が生まれたのは1点を先取された直後の2回2死二、三塁だ。カウントは1―1。初対戦の水野の外角スライダーに食らいついた。一塁が空いており、次打者は投手。敬遠も考えられる場面だったが「これだけ打てていないので勝負はしてくるだろうと。早いカウントからでも打っていこうと思った」。バットの先で拾った打球は、中堅前にふらふらと上がり、猛然とダッシュしてきた桑原がダイブした手前で弾んだ。2者を迎え入れる逆転打。由伸監督は「どんな形でもヒットになればいいと思うし、とにかく前に飛ばせば何か起きるのでそのくらいの気持ちで打席に入ってほしい」と話した。

 3月のWBCは正捕手として全7試合に出場。ラッキーボーイとして巨人ファンのみならず、日本中の野球ファンの注目を浴びた。だが、シーズンが始まると、開幕から10打席連続無安打。17打席ノーヒットで、打率が一時は規定打席到達者の中で最下位の7分5厘まで下がった。

 その間、井端コーチ、阿部、楽天・嶋からもらったものと自分でオーダーしたバットの4本を練習や試合で使い回した。藁(わら)にもすがる思いで、二岡打撃コーチのもと、早出特打を繰り返した。「もう、バットも見たくない」と弱音を吐くこともあったが、遠征先でも夜な夜なバットを握った。勝利に貢献したいという一心だった。

 この日は大竹寛を好リード。6回の大ピンチでは「強い気持ち」で直球のサインを出し、筒香、ロペスを連続三振に仕留めた。「大竹さんも気持ちのこもった投球をしてくれた。僕も助けられた部分もあったので感謝したい」とベテラン右腕を持ち上げた。由伸監督は「(守備と打撃の)両方ダメだったら試合に出てないよ」と冗談を飛ばしたが、小林は「何とか最少失点に抑えたいと思っていた。そこはできた」と胸をなで下ろした。

 反省点を挙げるとすれば、6回1死一、二塁の好機で三ゴロ併殺に倒れた場面だろう。指揮官は「今日はよく打ってくれたけど、もう少し打ってほしいね」と注文。小林は「打つ方に関しては、これでも使ってくれた監督に感謝していますし、何とか必死な姿を、と思ってやっていかないといけない」とさらなる奮闘を約束した。チームは4カードぶりの勝ち越し。ラッキーボーイが由伸巨人を上昇気流に乗せていく。(長井 毅)

最終更新:5/8(月) 20:37

スポーツ報知

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合5/28(日) 2:20